作業日:2020/11/07
走行距離:51531.8 Mile
今回は電装系リニューアルの3回目です。配線やコネクターの部品も入荷し、私自身の「やる気」も入荷しました。さぁ、FZ750のメインのワイヤーハーネスのリニューアル作業の開始です。
このFZ750は、1994年にFZR750(87年式 2LM)のエンジンに載せ替えた際、ワイヤーハーネスもFZR750(品番 2LM-82590-00)に交換して、ガソリンタンクの燃料計センサーとメーターの燃料計をつなぐ配線を追加したものです。
ここからは室内での作業となります。ワイヤーハーネスを部屋に移動させます。
ワイヤーハーネスの作り替えは以下の方針で行います。
・配線は元の色と同等の配線と交換する。
・コネクターは入手可能なものは新品交換する。入手不能な場合は再利用する。
・コネクター内の端子は新品と交換する。
古いスパイラルチューブやハーネステープを取り除きながら、ハーネスの分岐部分は極力ずれないように仮止めを行います。その上で、一本一本の配線を適切な長さに並べて、端子をつけていきます。
古いコネクターからデイトナの端子抜き工具を用いて古いケーブルを端子ごと取り除きます。
コネクター1つ分の配線が変わったら、コネクターも新しいものに交換していきます。新しくしたハーネスは少しでも長持ちしてほしいので、端子を接続した箇所は「はんだ」でとめてから熱収縮チューブで保護しております。
地道にコツコツと作業を進めます。全部のパーツを交換したいのですが、ヒューズボックスや一部のコネクターは部品の入手が困難なので、古いものを使用します。
一通りの配線やコネクターを交換したら、車体に沿わしてワイヤーハーネスの分岐箇所などの位置の確認をおこないます。
キャブレター付近のコネクターの位置の調整は完了です。
バッテリーボックス付近のコネクターの位置の調整は完了です。
テールランプやリアウィンカーのコネクターやギボシの位置もOKです。
ワイヤーハーネスの分岐位置などが確定したら、再度室内の作業に移ります。
まずはワイヤーハーネスに適切な長さのコルゲートチューブを被せます。
そして、ワイヤーハーネスの仕上げは、ハーネステープ(ナシジテープ)です。薄くて綺麗に巻けること、巻いた後にベタベタが出てこないことなど、矢崎総業のナシジテープが一番好きです。
しかし最近は矢崎総業のナシジテープが入手できないので、デンカのハーネステープを使っております。
全体をハーネステープを巻きあげました。なかなか綺麗に仕上がりましたね。
綺麗になったワイヤーハーネスを車体に組み付けます。組付け後は、キーをオンにして、ランプ類の点灯を確認して、エンジンの始動させました。燃料ポンプの駆動など含めて全て問題なく動作できました。
一発でうまくいって本当に良かったです。
次回は左ハンドルスイッチの交換とハザード機能の追加を行います。