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ULOOK「曇り止めシートミラータイプ」はミラーシールドよりも良い?取付けとレビュー

ライディングギア

私はオートバイ用ヘルメットのシールドとして、ミラーシールドを愛用しています。

ミラーシールドの表面のコーティングは非常に弱く、撥水剤などの薬剤だけでなく、雨天走行でも剥がれてしまうことがあります。現在のシールドは約2年でコーティングが剥がれ始めてしまいました。

ミラーシールドをまた購入しなければならない、高いなぁ、、、などと考えながら、ライコランド TOKYO BAY 東雲をぶらぶらしていた時に、ULOOK「曇り止めシートミラータイプ」を見つけました。

これはミラーシールドよりも良いのではないかと思い、手に取りました。

ULOOK 曇り止めシートとは

ULOOK「曇り止めシート」は台湾の光学メーカー UGAM社の製品です。日本ではバイク用ETC車載器で有名な株式会社ミツバサンコーワが販売しています。

バイク用ヘルメットのシールド内側に取り付けることで、曇り止め効果を発揮するとともに、スモークシールドやミラーシールドのような役割を果たします。

Arai、SHOEI、OGK KABUTO 各社の主要シリーズ向けラインナップがあります。

カラーはレギュラータイプのクリア、イエロー、ピンク、スモーク、偏光、調光に加え、ミラータイプのレッドミラー、ブルーミラー、グリーンミラー、シルバーミラーがあります。

メーカー希望価格(税込)はレギュラータイプは 2,750円 ~ 3,410円、偏光,調光,ミラータイプは 5,940円です。

ミラーシールドよりも価格がリーズナブルですね。これは自ら試してみたいと思います。

ULOOK「曇り止めシート」
ULOOK「曇り止めシート」

ULOOK 曇り止めシート ミラータイプ ブルーミラーを購入!

購入前に商品のレビューを見たところ、偏光タイプはスマホの画面などが虹色に見えること、調光タイプは色の変化に時間がかかり、トンネルでは少し怖いとのレビューがありました。

その点を考慮して、ULOOK 曇り止めシート ミラータイプ ブルーミラー Arai VAS-V MVシールド用を購入しました。価格は5,940円(税込)でした。

ミラータイプは、クリアシールドに装着します。クリアシールド以外の場合、透過率低下により視界確保が困難になりますので、ご注意ください。

ULOOK 曇り止めシートミラータイプ ブルーミラー Arai VAS-V MVシールド用 5,940円(税込)
ULOOK 曇り止めシートミラータイプ ブルーミラー Arai VAS-V MVシールド用 5,940円(税込)

Arai VAS-V MV(RX-7X、ASTRAL-X、ASTRO-GX、XDVECTOR-X、RAPIDE-NEO*1) 用のブルーミラーはこちらです。
*1 VAS-V MVシールド装着時に限り適合

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ULOOK 曇り止めシートの取付け

私のヘルメット(Arai RX-7X)のクリアシールドにULOOK 曇り止めシートを取付けます。

ヘルメットのシールドホルダーの前方に見える「VAS-Vリリースレバー」を押して、ヘルメットからシールドを取り外します。

Arai RX-7Xからシールドを取り外す
Arai RX-7Xからシールドを取り外す

ULOOK 曇り止めシートをシールドに取り付ける際は、シールドを広げる際に力を掛ける必要があります。安定したテーブルの上にタオルなどを引くことをお勧めします。

ULOOK 曇り止めシートはシリコン樹脂でパッケージに張り付いています。

シリコン樹脂がついている面がシールドの内側となるように、Arai VAS-V MVのシールドについているピン(黒い樹脂パーツ)に片側のシートの突起をはめます。

こちらの写真では、曇り止めシートの保護フィルムがついたままですが、取り付ける前に突起部分の保護フィルムをはがした方がよいです。

ULOOK 曇り止めシートの突起をArai VAS-V MVのシールドについているピンにはめる
ULOOK 曇り止めシートの突起をArai VAS-V MVのシールドについているピンにはめる

シールドを平らになるぐらい広げて、反対側のシートの突起もピンにはめます。

作業は冷房の効いた室内で行いましたが、終わる頃には汗だくになるほど力を使いました。

ULOOK 曇り止めシートを Arai VAS-V MVのシールドに取り付けた
ULOOK 曇り止めシートを Arai VAS-V MVのシールドに取り付けた

手前側が今回作業を行った、Arai VAS-V MV クリアシールド+ULOOK 曇り止めシート ミラータイプ ブルーミラーです。

奥側が山城 EXTRA VAS-Vシールド(セミスモーク/ブルー)です。

この写真では、奥側がブルーミラーではないライトスモークのように見えますが、これは光の加減のためです。

手前側が Arai VAS-V MV クリアシールド+ULOOK 曇り止めシート ミラータイプ ブルーミラー
手前側が Arai VAS-V MV クリアシールド+ULOOK 曇り止めシート ミラータイプ ブルーミラー

ULOOK 曇り止めシートとミラーシールドとの比較

Arai VAS-V MV クリアシールド+ULOOK 曇り止めシート ミラータイプ ブルーミラーをヘルメットに取り付けました。シールドを閉めた状態ではミラーシールドとの区別はつきづらいと思います。

ULOOK 曇り止めシート ミラータイプ ブルーミラーを取付けた Arai RX-7X(シールドを閉めた状態)
ULOOK 曇り止めシート ミラータイプ ブルーミラーを取付けた Arai RX-7X(シールドを閉めた状態)

シールドを上げると全体がミラーにはなっていませんが、個人的には問題ないレベルだと思います。

ULOOK 曇り止めシート ミラータイプ ブルーミラーを取付けた Arai RX-7X(シールドを上げた状態)
ULOOK 曇り止めシート ミラータイプ ブルーミラーを取付けた Arai RX-7X(シールドを上げた状態)

参考までに、山城 EXTRA VAS-Vシールド(セミスモーク/ブルー)を取付けた Arai RX-7Xです。

写真の撮り方で若干色味が異なりますが、肉眼でもこちらの方が青みが強いように感じます。

山城 EXTRA VAS-Vシールド(セミスモーク/ブルー)を取付けた Arai RX-7X
山城 EXTRA VAS-Vシールド(セミスモーク/ブルー)を取付けた Arai RX-7X

ULOOK 曇り止めシートのレビュー

ULOOK 曇り止めシートを取付けたArai RX-7Xで、晴れの日や途中で雨が降った日も含めて、何度かツーリングに行ってきました。個人的な感想をまとめると以下のとおりです。

良い点
・シールドの表面を気軽に拭けるのは気持ちが楽です
・ミラーシールドよりも安価でよい
・想像以上にクリアな視界(視界に歪みや余計な反射はない)

惜しい点
・シールドと曇り止めシートの間に水が入り、曇ることがある。
・シートの取付け、取外しはかなりの力が必要(ツーリング中にシートを取り外すのは困難)


惜しい点1
シールドと曇り止めシートの間に水が入り、曇ることがある。

志賀草津道路で雨天走行をした際、30分ぐらい走行しているとシールドの中心部分以外が曇る状態となりました。雨が止んだ場所で確認すると、シールドと曇り止めシートの間に水が入ってました。その水分が内部で曇ったようです。

雨が止んだ後、そのまま走行を続けるとシールドと曇り止めシートの水分と曇りは無くなりました。

シールドや曇り止めシートの表面ではなく、内部が曇ることにちょっと驚きましたが、視点の中心部分は曇らなかったので、今回は特に運転に支障がある状況ではありませんでした。

シールドとULOOK 曇り止めシートの間に水が入り、内部が曇った様子
シールドとULOOK 曇り止めシートの間に水が入り、内部が曇った様子

上記の問題がありましたが、個人的には良い商品と思っています。
今後も使用を続けて、得た情報を追記したいと思います。

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