2026年9月27日(日)曇り
伊豆スカイラインの無料通行券を使って出かけた、1泊2日の伊豆半島ツーリングの後編です。
2日目は、下田から伊豆半島最南端の石廊崎と西伊豆をジムニーノマドで廻ります。
前編からお読みになる方はこちらをご覧ください。
初日は雲が低く、展望台からの景色はほとんど見られませんでした。2日目の天気予報は秋雨前線の影響で「曇りのち雨」でしたが、結果的に石廊崎、堂ヶ島、黄金崎ではしっかり景色を楽しめました。
朝のホテルから出発
前日の時点では雨予報でしたが、当日の朝には『曇りのち雨』に変わっていました。
どんよりとした空ですが、雨が降っていないだけでも有難く感じます。

9時半過ぎに下田のホテルを出発して、石廊崎を目指します。
伊豆半島最南端・石廊崎オーシャンパーク
伊豆半島の最南端にある石廊崎オーシャンパークは、石廊崎観光の拠点です。駐車場や休憩棟、遊歩道が整備されていて、石廊埼灯台、石室神社、そして岬の先端の熊野神社を巡ることができます。目の前に広がる太平洋の絶景に加えて、断崖に建つ神社では歴史や文化にも触れられます。
石廊崎オーシャンパーク駐車場に停めて散策します。

普通車の駐車料金は500円でした。

案内図でルートを確認します。中央付近の『P』が駐車場で、ここから右下の石廊埼灯台、石室神社を目指します。

こちらは、石廊崎オーシャンパークの休憩棟です。
休憩スペースだけでなく、観光案内や軽食、トイレなどがあります。

遊歩道を進むと、白い石廊埼灯台が見えてきます。

石廊埼灯台は昭和8年(1933年)に現在の形に改築し、平成5年(1993年)に外壁をタイル張りとしたそうです。

説明文をよく見てみると…
地名は石廊崎ですが、灯台の名称は石廊埼灯台なのですね。初めて知りました。

これまでのツーリングでは灯台までしか来たことがありませんでした。
今回は灯台の先にある、石室神社、熊野神社を目指して、階段を下ります。

石室神社の社殿は、岩の洞穴の中に建てられています。由来には諸説あるようですが、社伝によれば大宝元年(701年)に初めて堂が建てられたそうです。

さらに先端まで進むと熊野神社の小さな祠があります。こちらは地元に伝わる悲恋の伝説から「縁結びの神様」として非常に有名で、多くの参拝客が訪れるそうです。

石廊崎の先端は、足元から海まで切り立った崖で、なかなかの迫力でした。

富士見彫刻ライン 浜辺の歌 駐車帯
石廊崎からは国道136号で西伊豆の海岸線を北上します。富士見彫刻ラインの「浜辺の歌 駐車帯」でひと休みしました。

名前のとおり晴れていれば富士山が見える場所ですが、この日は雲に隠れていました。それでも入り組んだ海岸線の眺めは見ごたえがあります。

2024年6月のツーリングの際は、ここから富士山が見えました。
ご興味があれば、こちらの記事もどうぞ。
道の駅 花の三聖苑伊豆松崎と旧大沢学舎
松崎町に入り、道の駅 花の三聖苑伊豆松崎に寄りました。

敷地内には「旧大沢学舎」が移築復元されています。説明板によると、明治6年(1873年)に大沢村の依田佐二平翁が私財を投じて自邸内に建てた学校です。その後は村役場として使われ、平成5年(1993年)に現在の場所へ移築復元されたそうです。

「三聖」とは、この地にゆかりのある依田佐二平、依田勉三、土屋三余の3人のことです。

三聖のひとり、依田勉三は、晩成社を率いて十勝の開拓に取り組んだ人物です。晩成社が十勝で初めて作ったバター「マルセイバタ」にちなんで名付けられたのが、六花亭の「マルセイバターサンド」。包装紙も、当時のマルセイバタのラベルを模したデザインなのです。
こちらの道の駅に立ち寄った一番の理由は、天城山房(お食事・地場産品・情報ステーション)で扱っているレモン胡椒の購入です。

こちらは、西伊豆町仁科の有限会社三角屋水産が作る「レモン胡椒」です。原材料は伊豆産のレモンと食塩、青唐辛子だけです。少し塩気が強めなので、焼き鳥やポークソテーにちょんと付けるくらいがちょうどいい。レモンの爽やかな香りと青唐辛子のピリッとした辛さが、お肉の味を引き立ててくれます。

楽天市場でも買えますが、伊豆に来たときにお土産として手に取るのも旅の楽しみのひとつですね。
気が付けば12時半を過ぎていました。そろそろお昼にしましょう。
お昼は仁科漁協の沖あがり食堂
道の駅 花の三聖苑伊豆松崎からジムニーノマドで15分ほど走り、沖あがり食堂に到着しました。仁科漁協が直営している食堂です。
2024年6月のツーリングでも立ち寄ったので、今回が2回目の訪問になります。

店内には大漁旗が飾られ、漁港の食堂らしい雰囲気です。

今回も、刺身のイカと漬けのイカを一度に味わえる「いか様丼」(税込1,100円)にしました。2024年に来たときより100円値上がりしていましたが、最近の物価高を考えれば仕方ありませんね。

いか様丼の漬けのイカは、塩辛のような生臭さはなく、濃厚な味わいです。刺身のイカには醤油を少し垂らして、まずはイカの甘みを堪能します。続いて卵の黄身を崩して混ぜると、まろやかさが加わってまた違ったおいしさに。磯のりの風味もよく、最後までおいしくいただきました。ごちそうさまでした。
食後は併設の直売所も覗いてみました。

生け簀には立派な伊勢エビもいました。

堂ヶ島の洞くつめぐり遊覧船
沖あがり食堂からジムニーノマドで数分、堂ヶ島に到着です。これまでのツーリングでは、堂ヶ島はいつも素通りしていました。洞くつめぐり遊覧船に乗るのは今回が初めてで、2日目いちばんの楽しみです。
| 会社名 | 堂ヶ島マリン |
| 料金 | 大人 1,500円/子供 750円 |
| 運航時間 | 10:00〜16:00 |
| 運航間隔 | 15〜20分おきに随時運航 |
| 所要時間 | 約20分 |

乗船券売場で乗船券を購入したら、遊覧船のりばに向かいます。

船が出るとすぐ、地層がはっきり見える奇岩が次々と現れます。

白い岩肌の模様は、海底火山の噴出物が積み重なってできた地層です。
そして、いよいよ天窓洞へ入ります。

洞窟の天井にぽっかり穴が開いていて、光が差し込んでいます。これが国の天然記念物にもなっている天窓洞です。
天窓から差し込む光で、海面がエメラルドグリーンに輝いていました。船で入らないと見られない景色で、本当に乗ってよかったです。

真下から見上げると、穴のふちから木々の緑がのぞき、まるで天然の天窓から空を眺めているようでした。

遊覧船は、この狭い洞窟の中でくるりと180度向きを変えます。岩壁すれすれで船を回す操船技術は、お見事のひと言です。向きを変えたら、入ってきた洞窟を戻って外へ出ます。

黄金崎
堂ヶ島からは、国道136号で海岸線に沿って北上します。
この日の伊豆方面の天気予報は『曇りのち雨』でしたが、空を見る限り、まだ降り出しそうにありません。そこで、まだ一度も訪れたことのない黄金崎にも寄ってみることにしました。
黄金崎公園の無料駐車場「黄金崎こがねすとパーキング」にジムニーノマドを停めて、遊歩道を歩きます。

夕日の名所である「サンセットデッキ」へつながる黄金崎遊歩道はよく整備された遊歩道ですが、階段の上り下りは結構あります。

黄金崎遊歩道を下ります。

サンセットデッキには、季節ごとの日の入りの時刻と方角を描いた案内板があります。案内板によると、9月の日の入りは17時43分ごろ。訪問したのは9月27日の15時23分なので、夕日まではまだ2時間以上ありました。

サンセットデッキからの黄金崎海水浴場方面の景色です。

サンセットデッキから見た「馬ロック」と呼ばれる岩です。間近で見ると迫力がありますね。

黄金崎遊歩道を戻ります。

黄金崎展望台にも上がってみましょう。

黄金崎展望台からの「馬ロック」です。ここからだと、海に首を伸ばした馬の横顔のようにも見えますね。

さて、ここからは帰路につきます。国道136号線を伊豆縦貫道方面に進みます。
道の駅 伊豆月ケ瀬
伊豆縦貫道に乗る前に、道の駅 伊豆月ケ瀬でちょっと休憩です。
到着したのが16時45分ぐらいでしたので、物販コーナーの生鮮野菜はほとんどありませんでした。

ここからは伊豆縦貫道で函南へ抜け、国道1号で箱根を越えて帰りました。帰宅は21時半ごろでした。
2日間を振り返って
2日間で走った距離は、初日196km、2日目270kmの合計 466kmです。
よかったこと
- 初めて乗った下田ロープウェイからの眺め
- 堂ヶ島の洞くつめぐり遊覧船と天窓洞
- 石廊崎、堂ヶ島、黄金崎は景色がよく見えた
- 下田「まとい」の夕食
残念だったこと
- 旧天城トンネルが通行止めで通れなかった
- 雲が低く、伊豆スカイラインなどの展望台から景色が見られなかった
ジムニーノマドで走ってみて
高速道路の巡航は安定していて、2日間走っても疲れ方はふつうでした。何より、乗っていて楽しいクルマです。今回付けたリアスピーカーのおかげで、長い移動中の車内も快適でした。
伊豆スカイラインの御招待券は、往復分あるうちの片道を使いました。晴れた日に、残りの1枚で稜線からの景色をリベンジしたいと思います。
静岡県道路公社さん、ありがとうございました。
前編はこちらからどうぞ






