最近、ツーリングから帰るたびにクラッチフルードのリザーブタンクが気になっていました。
1回走るだけでタンクの残量が半分以下に、、、
これは放っておけないと、腰を上げて点検してみることにしました。
原因はプッシュレバーコンプからの漏れ
クラッチマスターやホース周りを丁寧にチェックしていくと、問題個所はすぐに判明しました。FZ750の油圧クラッチ(プッシュレバーコンプ)が原因でした。
プッシュレバーコンプを取り外すと、スプロケットカバーにフルードが溜まるほど漏っておりました。
5月のFZOCミーティング「春だ箱根に行こう2026」も近い。このまま走り続けるわけにもいかないし、どうせやるなら今回の整備でしっかり直そうと思います。

純正部品の調査

私のFZ750のエンジンはFZR1000(1987年式 2GH)のエンジンです。FZ750のプッシュレバーコンプはあくまで参考として調べました。
2026年4月時点でのヤマハパーツカタログによると、FZ750(型式:1FM)のプッシュレバーコンプ(品番:1AE-16381-00)は既に廃盤です。

FZR1000(型式:2GH)、FZX750(型式:3XF5)、 YZF750SP(型式:4JD2)などで使われている、プツシユレバーコンプ(品番:1TV-16381-12)は入手可能です。また、プッシュレバーシールキット(品番:26H-W0098-00)も入手可能でした。

シールキットだけ交換するという手もありますが、今後のことを考えると部品ごと新調しておいたほうが安心です。40年経つバイクを長く乗り続けるには、入手できるうちにパーツを交換しておくのが鉄則ですね。今回は迷わず プッシュレバーコンプ(品番:1TV-16381-12)を注文することにしました。

FZ750のプッシュレバーコンプ(品番:1AE-16381-00)はボディーが金色、その他用(品番:1TV-16381-12)はボディーが黒色と色が異なるだけで、構造的な差は無いと思われます。
用意したもの
プツシユレバーコンプの交換作業に必要な物は以下のとおりです。
- プッシュレバーコンプ(1TV-16381-12)
- ブレーキフルード
- ブレーキホースガスケット(バンジョーボルト用)
- 工具一式(各種メガネレンチ、トルクレンチ等)
- ウエス・養生テープ(フルードが車体に付かないように)

ヤマハ純正のプッシュレバーコンプは正直ちょっと高かったです(涙)
| 部品名称 | 部品番号 | 価格 | 数量 | 備考 |
| プッシュレバーコンプ | 1TV-16381-12 | 17,490円 | 1 | ヤマハ純正部品 |
クラッチフルードはブレーキと共通ですので、ホンダの二輪車用ブレーキフルードを使います。
ブレーキホースガスケットは、在庫品のPLOT SWAGE LINEのクラッシュワッシャー GRP502(アルミ製、内径10mm、厚み1mm)を使いました。
交換作業の流れ
古いフルードを抜いてからホースを緩める
まず、クラッチのリザーブタンクの古いフルードをスポイトで吸い出します。ブレーキフルードは塗装を侵すので、ウエスでしっかり養生しておきます。ニップルを緩めてクラッチライン内のフルードも抜いておきます。
その後、スプロケットカバーからプッシュレバーコンプを取り外しても、ホースのバンジョーが回せる程度に緩めておきます。

古いプッシュレバーコンプを取り外す
プッシュレバーコンプをスプロケットカバーから取り外してから、フルードが車体に付かないようにウエスで巻いてクラッチホースを外しました。

スプロケットカバーを外して清掃
ついでにスプロケットカバーも外して内部を清掃しました。
こうやってみると、長期間プッシュレバーコンプからフルードが漏っていた場所の塗装が剥がれていますね。なんとなくは気が付いていたものの、見なかったふりをしていました。改めて、塗装も考えようと思います。

スプロケットカバーを取り付け、新しいプッシュレバーコンプを取り付け
清掃を終えたらカバーを元に戻して、新しいプッシュレバーコンプを取り付けます。ガスケットを新品に交換してバンジョーボルトを締めます。(締めすぎ禁物)

フルードを補充してエア抜き
リザーブタンクに新しいブレーキフルードを補充しながら、ニップルから古いフルードとエアを押し出します。

レバーを何度もにぎにぎしてエアが出なくなるまで繰り返します。

タンクのフルードが減りすぎないよう、こまめにチェックしながら作業を進めました。エアが抜けきったところで、リザーブタンクのUPPERまでフルードを入れました。

ニップルに溜まった余分なフルードを紙縒りで取ったら、作業終了です。

作業後の確認走行
作業後、軽く近所を走りました。クラッチのタッチはスムーズで、フルードが減る気配もない。漏れはしっかり止まったようです。
5月のFZOCミーティングまでにもう一度フルードの量を確認しておけば、万全の態勢で臨めますね。
まとめ
FZ750のプッシュレバーコンプは廃番になっているが、FZR1000(2GH)やFZX750(3XF5)用の1TV-16381-00が流用可能で、現在も入手できる。40年選手のバイクを維持していくには、こうした互換情報の共有がとても大切だと思い、本記事に纏めました。
同じ症状で困っているFZ750オーナーの方の参考になれば幸いです。






