前回ここを走ったのは1990年の秋、マシンはスズキTS125Rでした。
あれから数十年、同じ御荷鉾(みかぼ)スーパー林道に戻ってきました。今回の相棒はスズキTS125Rではなく、スズキジムニーノマド。
ここ数年、林道を走りたい気持ちもふつふつ湧いてきており、昨年、ジムニーノマドを購入したのです。
御荷鉾スーパー林道に行くタイミングを見てましたが、この天気なら、御荷鉾スーパー林道はバイクもクルマも少ないだろうと考えました。
同じ道でも乗り物も、時代も、季節や天候も異なれば、まったく別の林道に見えてきます。
今回は2026年6月20日、梅雨真っただ中です。終始小雨と濃霧の御荷鉾スーパー林道です。
今回も『林道ツーリングガイドブック 2024-2025』を持って出かけます。
5時40分出発、関越道は雨
自宅を出発したのは朝5時40分。関越道に乗ると、雨は時おり強く降りつけてきます。先が思いやられる天気ですが、こればかりは仕方ありません。
幸いにも ガラコワイパー パワー撥水 の効果はとても良く、もっと早く交換しても良かったなと思いました。
朝7時、高坂SA(下り)で朝食を兼ねた休憩です。

具だくさん豚汁と水戸納豆の朝定食でしっかり補給します。御荷鉾スーパー林道は結構な長丁場になるので、走り出す前にきちんと食べておくのが良いかと思います。

本庄児玉ICで関越道を降り、国道462号を藤岡方面へ。雨は降ったり止んだりを繰り返しています。
途中、コンビニで飲み物といざというときの備えとして、食料(カレーパン)を買っておきました。
栢ヶ舞林道(かやかぶりんどう)で肩慣らし
「道の駅上州おにし」から国道462号を約2.5km進むと、栢ヶ舞林道(かやかぶりんどう)の入口です。群馬県の神流湖の近くにある林道で、御荷鉾スーパー林道に入る前のウォーミングアップとしてダートを走るのにちょうどいい一本です。

しばらく舗装路を走ると、手書きの『スーパー林道』の看板が現れます。その脇にはトタン製の「ミカボスーパー」の看板もありました。ここを左に進みます。

この看板に従って左へ進むと、いよいよダート区間のはじまりです。比較的走りやすい砂利道で、6月のこの時期は草がよく育っている箇所もありましたが、通行に支障はありません。雨で路面はしっとり濡れていますが、肩慣らしには十分でした。

御荷鉾スーパー林道へ
栢ヶ舞林道から、本日の主役・御荷鉾スーパー林道に入ります。しばらくは舗装された道が続きます。
おにし青少年野外活動センターを通過したあたりから、雨に加えて霧も出はじめました。

雨降山登山口の展望台、何も見えず(その1)
林道茶堂線の分岐付近にある「雨降山登山口の展望台」に立ち寄りますが……霧で何も見えません。本来なら樹木の間から何かの景色が見える場所と思いますが、今日は真っ白です。

こちらの看板の足元には、「クマ出没注意」の注意書きがありました。長くとどまらずに、先に進みましょう。

御荷鉾不動尊(エクスカリバー)
御荷鉾不動尊に到着。岩から天に向かって伸びる巨大な姿から「エクスカリバー」とも呼ばれるスポットです。剣のように見えますが、石碑の撰文によれば、これは正しくは御荷鉾不動尊の象徴である「鉾(ほこ)」。御荷鉾山という名前自体が、日本武尊が山越えの際に鉾を背負ったという伝説に由来するとも言われています。
かつて麓の生利(しょうり)村に疫病が流行した際、御荷鉾の不動尊に祈ると病が癒えたという言い伝えが残り、その信仰の象徴として、有志の寄進により平成12年(2000年)に建立されたものです。

そういえば、前回TS125Rで走ったときに、この御荷鉾不動尊(エクスカリバー)を見た記憶がありません。あれ、こんなのあったかな……と思っていたのですが、考えてみれば前回御荷鉾スーパー林道に来たのは1990年。建立の10年も前の話ですから、記憶にないのも当然でした。
みかぼ高原オートキャンプ場の分岐
みかぼ高原オートキャンプ場の分岐に到着しました。ここには「みかぼ高原オートキャンプ場 1.4km」と案内する青い道路標識が立っています。
よく見ると、直進方向には「至 南牧」「至 軽井沢」の表示。南牧村(なんもくむら)へ抜けられるのはこの道なりとして納得なのですが、軽井沢まで案内する必要なんですかね? こんな山深い林道の分岐に、避暑地の代名詞・軽井沢の名前が並んでいるとは、なんだか不思議な取り合わせです。

塩沢峠の分岐
塩沢峠は、神流町(かんなまち)市街への分岐点です。
この標識、進行方向に対して背中を向けて立っていました。通り過ぎてから何気なく振り返ると、霧のなかにぼんやりと青い看板が浮かんでいます。近づいてよく見ると、そこには 御荷鉾スーパー林道(Mikabo Super Rindo)と書かれていました。

進行方向とは逆向きではありましたが、今回のツーリングで初めて「御荷鉾スーパー林道」とはっきり書かれた道路標識を見つけられました。ブログに映えるこの看板をずっと探していたので、これはちょっとうれしい発見です。

みかぼ森林公園 ダート区間
塩沢峠から少し進むと、御荷鉾スーパー林道、上野村と富岡・藤岡の分岐があります。ここを左に進むと「みかぼ森林公園」となり、ふたたびダートがはじまります。

みかぼ森林公園の管理棟あたりは、よく整備された砂利道で走りやすい路面です。

ガードレールが整備された区間も多く、締まった砂利道が続きます。

砂利が少ない区間もあるが、整備された路面で走りやすい。

八倉峠〜スーパー林道展望台、何も見えず(その2)
八倉峠でダート区間は終了、ここからは舗装路に変わります。

この天気なので何も見えないと思いますが、せっかくなので、スーパー林道展望台に行ってみることにします。

ここから展望台までの道は、道幅が車一台分。コンクリートで舗装されてはいるものの、一部に鉄パイプの手すりがあるだけでガードレールはありません。霧で視界が悪いなか、慎重に上がっていきます。

そして到着した展望台ですが……今日の天気では、やはり全く見えません。霧で山並みは完全に消えていました。展望台で景色が見られなかったのは、これで2か所目です。

スーパー林道展望台から御荷鉾スーパー林道に戻ります。塩之沢峠付近の丁字路は左折します。

その先の国道299号方面と御荷鉾林道の分岐は、右側の御荷鉾林道方面に進みます。
この道路標識では、御荷鉾林道と書かれており、「スーパー」は抜けていますね。

御荷鉾スーパー林道 西側ダート区間、落石に注意
後半のダート区間(御荷鉾スーパー林道 西側ダート区間)も比較的走りやすい締まった砂利道の区間が多いです。

トンネル手前は対向車とのすれ違いにも余裕がある道幅です。

西側ダート区間は、落石があったり、崩れている箇所もありました。
比較的大きい落石もありましたので、通行時はくれぐれも足元に注意です。

走行に支障のない小さな落石も、結構転がっていました。

大仁田ダム
ダート区間が終わり、暫く舗装路を進むと、大仁田ダム堰堤に上がる道との分岐点があります。左に進むとダム湖に到着できます。
時刻は12時半を過ぎており、ちょっとお腹が空いてきました。今回は大仁田ダム堰堤には上がらず真っ直ぐ進みます。

大仁田ダムは規模は小さめですが、ダムからの放水を見ることができました。
こちら右側の建物は公衆トイレです。御荷鉾スーパー林道は登山やハイキングの方も多く何か所もトイレスポットが用意されているのはありがたいですね。

御荷鉾スーパー林道 終点に到着!
大仁田ダムから約15kmの舗装路を走って、13時過ぎに御荷鉾スーパー林道の終点に無事に到着しました。

道の駅しもにたで遅めの昼ごはん
終点から道の駅しもにたへ移動し、遅めのお昼ご飯にしました。

道の駅しもにたのにんにく味噌ラーメン大盛り(税込1250円)です。長いダートを走り切ったあとの食事は格別ですね。

その後は雨の関越道で帰宅しました。
まとめ|雨と霧の御荷鉾スーパー林道
数十年前、TS125Rで走った秋晴れの御荷鉾スーパー林道。あのときの抜けるような眺望は、今回は霧の向こうに隠れたままでした。展望台は2か所とも真っ白、路面は終始ウェットで、ジムニーノマドは泥まみれ。決してコンディションのいい一日ではありませんでした。
それでも、雨と霧に包まれた林道には、晴天の日とはまた違った静けさと味わいがあります。バイクからクルマへ、晴れから雨へと条件は変わっても、この長いダートを走り抜ける楽しさは変わりませんでした。次はぜひ、晴れた日にあの展望台からの景色をもう一度見てみたいものです。
御荷鉾スーパー林道を走る際は、起点や終点付近に店舗や自販機が少ないこと、ガードレールのない狭路や落石があること、そして天候次第で路面が大きく変わることを念頭に、余裕をもった計画で臨むことをおすすめします。
今回のツーリングデータ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日付 | 2026年6月20日 |
| 車両 | スズキ ジムニーノマド(JC74W) |
| 天候 | 雨のち小雨、終日濃霧 |
| 出発 | 自宅 5:40 |
| 朝食 | 関越道 高坂PA(具だくさん豚汁と水戸納豆の朝定食) |
| アクセス | 関越道 本庄児玉IC → 国道462号 藤岡方面 |
| 主なルート | 栢ヶ舞林道 → 御荷鉾スーパー林道 |
| 主な通過点 | おにし青少年野外活動センター/御荷鉾不動尊/塩沢峠/みかぼ森林公園/八倉峠/スーパー林道展望台/大仁田ダム |
| 昼食 | 道の駅しもにた(にんにく味噌ラーメン大盛り) |
| 帰路 | 上信越自動車道 下仁田IC→関越道 |
| 帰宅 | 自宅 17:00頃 |
| ひとこと | 展望台は2か所とも霧で眺望ゼロ。ジムニーノマドは泥んこに。 今度は晴れているときに走りたいです。 |




