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FZ750 立ちごけ修理(その1)リアブレーキペダル&ステッププレートを交換する(廃盤部品はヤフオクで調達)

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メンテナンス

作業日:2026年8月9日
走行距離:64941.2 Mile

先日の箱根ツーリングでやってしまった立ちごけ。
幸い車体本体へのダメージは軽微でしたが、右側のリアブレーキペダルがねじれるように曲がり、クラッチカバーにめり込んでしまいました。

実はこのペダル、これまでにも何度か曲げては修正して使ってきました。
丈夫な鉄製のリアブレーキペダルとはいえ、そろそろ金属疲労も気になるところ。できれば新品、無理でも程度の良い中古に交換したいとずっと思っていました。

今回は「立ちごけ修理シリーズ」の1回目、リアブレーキペダルとステッププレートの交換作業です。

リアブレーキペダルはすでに廃盤

まずはヤマハのパーツカタログで在庫を確認。

ヤマハパーツカタログ 部品番号1AE-27211-00 販売終了
ヤマハパーツカタログ 部品番号1AE-27211-00 販売終了

案の定、品番 1AE-27211-00 「ペダル, ブレーキ」は販売終了でした。
FZ750は1985年式。40年選手ですから当然といえば当然ですね。

ちなみに、品番 22N-18113-00 「カバー, シフトペダル」(シフトペダルのゴム)はまだ在庫あり 希望小売価格(税込)594円。こういう消耗ゴム系がまだ買えるのは、正直ありがたい話です。

ヤフオクで程度の良い出物を発見

廃盤ならヤフオクです。
運良く、程度の良さそうなリアブレーキペダルが出品されていました。しかもステッププレート左右も一緒に出品されていたので、まとめて落札。

到着した部品を並べてみます。写真奥の車体側が交換前のパーツ、手前のマットの上が今回届いたパーツです。

ヤフオクで落札したFZ750用リアブレーキペダルとステッププレート左右
ヤフオクで落札したFZ750用リアブレーキペダルとステッププレート左右

右側から作業開始:現物比較

まずは右側のステッププレートを外して、外した現物と落札品を並べて比較します。

左が落札したステッププレート、右が今まで使っていたステッププレート
左が落札したステッププレート、右が今まで使っていたステッププレート
落札品(左)の裏面もかなり綺麗
落札品(左)の裏面もかなり綺麗
ブレーキペダル同士の比較。曲がり具合の差がはっきり出ます
ブレーキペダル同士の比較。曲がり具合の差がはっきり出ます

比較してわかったこと。

  • 落札品のブレーキペダルはほぼ曲がっていない。床に置いてもガタつかず、素性は良さそう
  • ペダルの稼働部(軸受け部)の摩耗が明らかに少ない。ガタの出方が全然違います
  • ステッププレート側も落札品のほうが程度が良い。ブッシュのヘタリも少なめ

走行距離の少ない個体から外されたものでしょうか。これは当たりを引きました。

管理人まさ
管理人まさ

旧車の中古部品を選ぶポイント
見た目のキレイさより、摺動部・軸受け部のガタを優先して見ます。
塗装のヤレは自分で何とかなりますが、摩耗した軸穴はどうにもなりません。

グリスアップして組み付け

せっかくバラすので、しっかりグリスアップしてから組み付けます。

愛用のスーパーゾイルグリス!摺動部にたっぷりと
愛用のスーパーゾイルグリス!摺動部にたっぷりと

ステム周り、リアサスのリンク周りなども、SUPER ZOILのグリースを使っています。

リアブレーキスイッチとリターンスプリングも組み付け
リアブレーキスイッチとリターンスプリングも組み付け

リアブレーキスイッチとスプリング類も忘れずに。
スプリングの掛け方は、外す前に写真を撮っておくと確実です。

リアマスターとの接続部:割ピンを新品に

リアマスターシリンダーのプッシュロッドとブレーキペダルの接続部とクレビスピンも清掃します。
クレビスピンの固定には、割ピンを使います。

用意した割ピン(ステンレス 2×20mm、6本入)
用意した割ピン(ステンレス 2×20mm、6本入)

私は自宅にあった割ピンを使用しました。Amazonで販売されている同等のものはこちらです。

管理人まさ
管理人まさ

ここ重要!
割ピンは絶対に再使用しないでください。
一度開いて曲げた割ピンは金属疲労で折れやすくなっています。ここが抜けるとリアブレーキが効かなくなります。ホームセンターで数百円のものです。ケチるところではありません。

割ピンの先端は、しっかり左右に開いて抜け止めにします。

割ピンの先端は抜けないようにラジオペンチなどを用いて曲げておきます
割ピンの先端は抜けないようにラジオペンチなどを用いて曲げておきます

リアブレーキスイッチの調整

ペダル位置が変わったので、ブレーキスイッチの点灯タイミングを調整します。

ペダルを踏み込んでテールランプの点灯を確認
ペダルを踏み込んでテールランプの点灯を確認

リアブレーキスイッチの下段にある調整ナット(樹脂製)を17mmのスパナで回し、ペダルの遊びの分だけ踏み込んだところで点灯するように調整します。早すぎると常時点灯、遅すぎると後続車への合図が遅れます。

リアブレーキスイッチの調整
リアブレーキスイッチの調整

これで右側は完了です。

左側ステッププレートの作業

続いて左側。

外した左ステッププレートと落札品の比較。上が落札品のステッププレート、下が今まで使っていたステッププレート
外した左ステッププレートと落札品の比較。上が落札品のステッププレート、下が今まで使っていたステッププレート

左側は転倒でのダメージはありませんが、せっかく部品が揃っているので、ついでにチェンジペダルもグリスアップしておきます。

ついでにチェンジペダルもグリスアップしましょう
ついでにチェンジペダルもグリスアップしましょう

数年に一回ぐらいの頻度で、ピボット部とペダル軸にグリスしてますね。

チェンジペダルのピボット部とペダル軸をグリスアップ
チェンジペダルのピボット部とペダル軸をグリスアップ

サークリップはスナップリングプライヤーで広げて取り付けます。

FZ750のチェンジペダルはサークリップで固定されている
FZ750のチェンジペダルはサークリップで固定されている

左側ステップを移植した、左側ステッププレートを固定します。

左側ステッププレートの交換完了
左側ステッププレートの交換完了

これで左側も完了。

作業後の確認事項

組み付けが終わったら、走り出す前に必ずチェックします。

  • リアブレーキの効き(ペダルストローク、引きずりの有無)
  • ブレーキランプの点灯タイミング
  • 割ピンの抜け止め(先端がしっかり開いているか)
  • ステッププレート取付ボルトの締め付け(規定トルク)
  • シフトの全段作動確認(1速〜トップ、ニュートラル)
  • ペダル・ステップに体重をかけてガタがないか

特にリアブレーキ周りは命に直結する部分です。
少しでも違和感があれば、もう一度バラして確認しましょう。

まとめ

項目内容
作業内容リアブレーキペダル・ステッププレート左右交換
部品調達ヤフオク(純正品は廃盤)
交換部品ブレーキペダル、ステッププレート左右、割ピン
使用グリススーパーゾイルグリス
作業時間約2時間

廃盤部品でも、探せばまだ程度の良い中古が出てきます。
そして「曲がったら直す」を繰り返すより、良品に載せ替えて、外した部品を予備として持っておくほうが精神衛生上もよろしい。曲がったペダルは、いざというときの予備として保管しておきます。

次回はミラーの修理に取り掛かります。

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