作業日:2024/2/18
走行距離:57451.4 Mile
私のFZ750のフェンダーは、長年の振動を受けてネジ穴の周辺は無数のひび割れがあります。先日の「遠州」企業ミュージアム見学ツーリングで新東名高速道路の走行後、とうとうネジ穴部分が欠けて破片も失ってしまいました。
今日は「プラリペア」で欠損部分の修復とヒビ割れ部分の補強を行います。
このネジ部分の左側が欠けて無くなりました。
プラリペアとは
プラリペアとは、粉と液を必要量だけ混ぜて使うニ種混合タイプの造形補修剤です。 割れたり、欠けたりした部分の接着だけでなく、欠けてなくなってしまった部分を作成も可能です。
使用できる素材
プラスティック(ABS樹脂、ポリカーボネイト樹脂、スチロール樹脂、FRP(ポリエステル樹脂)、アクリル樹脂、塩化ビニール樹脂)、アルミ、木、石、陶器
使用できない素材
ポリエチレン、ポリプロピレン、フッ素樹脂、エンプラ系樹脂
オートバイ用品店ではデイトナブランドのプラリペアをよく見かけますが、今回は発売元である武藤商事のプラリペアを使用します。
型取くんで型取り
欠損のないネジ穴部分の「型取くん」で型をとって、欠損部分を修復します。「型取くん」は約70℃の温度で軟化しますので、沸騰したお湯で約3分ぐらい温めます。
約3分程度たったのち、「型取くん」が柔らかくなったことを確認します。
欠けていない方のネジ穴に軟化した「型取くん」を押し付けて型をとります。「型取くん」が冷えるまでしばらく放置します。
欠損部分に型を合わせて、位置などを合わせます。
プラリペアで欠損部分の作成
型に「プラリペア」を盛り付けて欠損部分を作ります。私は「ニードル法」という樹脂パウダーに液体を垂らして針先ですくう方法で欠損部分を作りました。樹脂の硬化速度は5分程度と早いので、手際よく作業を進めます。
欠損部分をプラリペアで修復できました。型を外してやすりで整形したところです。まあまあの型に修復できました。
他のネジ穴もヒビが沢山ありました。リューターなどでヒビ部分の接着面積を増やして、「プラリペア」で埋めていきます。
車体に取り付け
プラリペアは 5分ぐらいで硬化しますが、念のため1時間程度おいてから車体に取り付けました。欠損部分を修復したフロントフェンダーはネジ止めしても問題ない硬度です。
少し離れてみると、フロントフェンダーの欠損修復箇所はあまり目立ちませんね。しばらくは塗装もなしで、このまま様子を見ようと思います。
このあと近所を少し走行してみました。修復箇所が割れたりすることはありませんでした。先日のツーリングの帰りに感じたビリビリ音もなくなり、ちょっとだけ快適になりました。