作業日:2023/07/30
走行距離:55077.9 Mile
夏になるとガンガン上がるはずの水温計ですが、この数か月は針がぴくりとは動くものの緑の領域にはいりません。明らかに水温計まわりのトラブルです。
先日行ったラジエーター冷却水の交換のときに冷却液が不足も疑ってましたが、冷却水の不足が原因ではなかったです。
水温計が動かない・・・
サーモ ユニットはこれまで一度も交換していないので、十中八九サーモ ユニットの故障を疑いました。また、長らく交換していなかったラジエターバルブも併せて交換します。
部品名称 | 部品番号 | 単価 | 数量 | 備考 |
サーモ ユニット | 11H-83591-00 | 6,721円 | 1 | ヤマハ純正部品 |
PIAA ラジエターバルブ | SV54S | 1,473円 | 1 | PIAA製(amazonで購入) |
サーモユニット交換
こちらがヤマハ純正のサーモユニット(11H-83591-00)です。サービスマニュアルによると、このサーモユニットは100℃の時の抵抗値は 27.4Ω +1.9Ω -1.2Ω (26.2Ω ~ 29.3Ω)です。
amazonでは中国製の互換部品が1000円台で売られていますが、正確な値が測定できることを期待して6倍ぐらいの価格の純正部品を選びました。
では、古いサーモユニットを取り外します。冷却水に触れている部分は青サビの緑青(ろくしょう)びっしりでした。サーモユニット自体は真鍮製ですので緑青の発生は仕方ありませんが、これだけの緑青とは思ってもいませんでした。
新しいサーモユニットを取り付けます。このサーモユニットにはあらかじめシールがついているので便利ですね。さすが純正部品です。
サーモユニットの右側にある少し大きいのはラジエターファンを動かすためのサーモスイッチ(47X-82560-00)ですが、こちらは既に販売終了です。緑青だらけかもしれませんので、こちらは代替品などの検討も必要ですね。
ラジエターバルブ交換
サーモユニットの交換が終わったら、ラジエターバルブの交換です。
PIAA ラジエターバルブ(SV54S)です。
純正のラジエターバルブの開弁圧力は0.9kgf/cm2ですが、私は冷却効率を上げるため 1.1kgf/cm2のものを使っています。開弁圧力を上げるとホース類などに負担がかかりますので、ホース類のメンテナンスが必要になります。
また、この製品についているキャップを外す前に圧力を逃がすことができる安全ボタンも気に入っています。このボタンのおかげでキャップを開けるときに噴き出す危険が減ります。
ラジエターバルブの交換の際は、サーモユニットの交換の時に流れ出て減少した分のラジエター冷却水を補充します。これで作業は完了です。
エンジンを始動して暫く暖気します。これで水温計が正常に動作すると思ったものの、水温計は期待していたよりも針が上がりませんでした。原因はほかにあるみたいなので、その2に続きます。