ANCEL BM200は、バッテリーに取付けて使用するバッテリーモニターです。Bluetoothを用いて、スマホのアプリでバッテリーの電圧など見ることができる機器です。
キジマから発売されている Batt Checkと同等の機器ですが、ANCEL BM200は日本で使用するために必要な「技適マーク」がありません。この機器を使用すると電波法違反となります。
前回、「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」の届出を行いましたので、私のオートバイ(YAMAHA FZ750)に「ANCEL BM200」を取付けて検証を行います。
ANCEL BM200とは
ANCEL TECHNOLOGYが販売する、オートバイや自動車などのバッテリーのバッテリーモニターです。
計測した電圧はBluetoothを経由してiPhoneやAndroidなどのスマホで確認することができます。
日本国内でBluetoothを使用する機器は、技術基準適合証明(技適)の取得が義務付けられていますが、Amazonなどで販売されているANCEL BM200は未取得(技適マーク無)です。購入非推奨です。
ANCEL BM200とキジマ Batt Checkの比較
こちらがAmazonから届いたANCEL BM200です。パッケージには、BM2000本体、両面テープ、英語版と日本語版マニュアルが入っていました。

こちらがALCEL MB200とキジマ Batt Checkの比較です。
それぞれ、サイズや重さは若干異なりますが、多くのオートバイの隙間スペースに取付けることが可能と思われる大きさです。
| ALCEL MB200(左側) | キジマ Batt Check(右側) | |
| サイズ(単位:mm) | 幅 41 x 奥行 55 x 高さ 12.5 | 幅 38.1x 奥行 25 x 高さ 18.2 |
| 重さ | 28g | 22.2g |
| 技適マーク | 技適マーク無 | 技適マーク有 |

ALCEL MB200の取付け
FZ750のバッテリー端子を緩めて、MB200の端子を締めるだけです。ショートしないようにプラス側の端子から作業を行うなど注意は必要ですが、そこまで難しい作業ではありません。
この写真を撮影した後、MB200の本体は、バッテリーに両面テープで貼り付けました。

ALCEL MB200のスマホアプリ
スマホアプリのインストール
ALCEL MB200のスマートフォンアプリはiPhone、Adnroidともに用意されております。
AppStoreのALCEL MB200はこちらです。
GooglePlayのALCEL MB200はこちらです。
スマホアプリの初期設定
ここでは、Android版のALCEL MB200アプリの初期設定は行います。
位置情報の利用許可が必要の画面では、「承認する」をクリックします。

Bluetooth権限の画面では、「承認する」をクリックします。

アカウントにログインしてくださいの画面は、「ログインアカウント」をクリックします。

同意にチェックを入れてから、サインインするユーザー「ゲスト、Google、WeChat、郵便(これはEメールの誤訳と思われます)」を選択します。

デバイスを追加してくださいの画面では、「デバイス追加」をクリックします。

シリアル番号の右側の緑色アイコンをクリックして、BM200本体側面に貼ってあるシリアル番号のバーコートをスマホのカメラで読み込むと、シリアル番号の入力ができます。

電池タイプを適切に設定します。デバイス名(車両名)などの任意項目も入力したら、「OK」をクリックします。以上で初期設定は完了です。

スマホアプリの表示
ANCEL MB2000の初期設定後のバッテリー画面です。
表示項目は以下のとおりです。
・Soc:バッテリーの充電率(State of Charge)
・電圧:バッテリーの電圧
・温度:MB200の温度と思われます
・グラフ:直近5分間の電圧

グラフからは以下の様子が分かります。
9時15分 エンジン始動前、電圧13.0V。
9時17分過ぎに1回目のセルをまわして電圧12Vまで降下。
9時18分過ぎに2回目のセルでエンジン始動。エンジン始動後は電圧14.8Vぐらい。
また、グラフの右側のアイコンをクリックすることで、期間(1日、3日、5日)、種類(SoC、温度、電圧)に切替えも可能です。走行中の電圧変位なども走行後に確認することができます。
キジマ Batt Checkは、現在の電圧を表示する機能しかありません。
走行中の電圧の変位を確認できる点は、ANCEL BM200のアプリの方が勝ってますね。

ANCEL BM200 レビュー
ANCEL BM200の良い点
- 取付けが簡単
キジマ Batt Checkと同様に、ANCEL BM200もバッテリーのプラスとマイナスにつなぐだけです。これは一般的なバイク用電圧計よりも優れています。 - バッテリーのチェックはスマホでできる
キジマ Batt Checkと同様に、シートカバーをかけてあっても測定可能です。近距離ならば屋内からでも測定可能なのは便利です。 - 現在の電圧だけでなく電圧の推移が見える
グラフで電圧の推移が見えるので、エンジン始動前や走行中、アイドリング中などの電圧が確認できるので、バッテリーや発電状況がつかみやすいです。
ACゼネレータが故障した際に、BM200があれば状況がつかみやすかったかもしれません。 - SoCが表示される
SoC(State of Charge)とは、バッテリーの充電率です。どこまで正確さは不明ですが、バッテリーの設定に関しては細かく設定が出来ます。
BM200のアプリの設定では、リチウム電池と鉛蓄電池の区別だけでなく、鉛蓄電池の中でも普通の12V蓄電池、AGMバッテリー、EFBバッテリー、GELバッテリー、カスタムバッテリーの選択があります。
カスタムバッテリーの場合、SoC 0%~100%を10%毎に電圧を定義が出来ます。
以外に正確なSoCが測れるのかもしれません。 - アプリ起動時は画面がスリープしない
走行中に電圧計として使用する場合は、画面がスリープになるのは困ります。
画面がスリープするキジマ Batt Checkよりも優れています。
ANCEL BM200の悪い点
- 技適マークが無いこと
Bluetooth機能が搭載されている機器を日本で発売するのであれば、技適マークはきちんと取得するべきです。使用者が法に触れて罰則が科される商品を販売することは間違っています。
最後に
ANCEL BM200は大変良くできた製品ですが、日本国内で販売するのであれば、「技術基準適合証明(技適)」を取得してから販売するべきです。
我々が日常で使用している、Bluetoothを利用したマウスやワイヤレスイヤホンなどは「技術基準適合証明(技適)」を取得していますので、見習うべきです。
こちらの記事をお読みいただいた方は、技適マークの無いBluetoothやWi-Fiなどの無線通信を利用する製品は購入しないよう、十分ご注意ください。




