作業日:2024年6月16日
走行距離:58399.9 Mile
私のFZ750は、以前横浜にあったSOUP-UPというメーカーのセパレートハンドルを使用しております。フロントフォークに直接固定するクリップオンハンドルなので、ハンドルの振動を抑えるために重量のあるバーエンドを取付けたいのですが、オプション部品の入手はできません。
そのため、ハンドル内径 14mm~19mm に対応したPOSH製ミドルウェイトバーエンド ユニバーサルを使用しておりますが、何度も補修してもガタつきが生じてハンドルの微振動が収まらない状況が続いております。
高速道路を走行していると30分から1時間で手が痺れてきますので、そろそろ本格的にガタつき対策を行いたいと思います。
SOUP-UP製セパハンとの相性が悪い原因
SOUP-UP製セパハンのハンドルバーは、手前が18.5mmの内径ですがその奥は M16 x P1.0 のネジという構造です。
左側のSOUP-UP製のバーエンドはキチンと収まりますが、汎用のバーエンドは奥で固定できても手前側の抑えが十分にできないため、バーエンドが振動で動く状態となります。

POSH製ミドルウェイトバーエンド ユニバーサルのバーエンド側にテープを巻いたりしていましたが、根本的な解決にはなりませんでした。

ハンドルバーとバーエンドの固定方法の再検討
カワサキ純正ハンドル用のフィッティングアダプターには M17xP1.0 というサイズがあるので、SOUP-UP製セパハンのハンドルバー内部のネジ穴を M16xP1.0 から M17xP1.0 に変更することで、ミドルウェイトバーエンドの固定を試してみます。
まずは、M17xP1.0 のタップです。M17のタップを使うことは今回の使用だけと思いますので、安価なものを探しました。1,980円(税込)
カワサキ用M17のフィッティングアダプターです。POSHは2個で 2,172円(税込)だったので、より安価なデイトナ製品 片側 770円(税込)を2個購入しました。
そして、緩みやすいバーエンドの固定には、低強度のネジロック剤を使用します。
合計 4,000円以上の出費です。失敗したくはないですね。
ハンドルバーのネジ穴修正作業
まずは、右側のハンドルから作業を開始します。
M17の下穴は 16.0mm なので、ハンドルバー内部のネジ穴をリューターで少し広げました。
そのうえで、M17xP1.0 のタップでネジ穴を切っていきます。相手がアルミなので、程々の力でなんとかネジ穴を切ることができました。

M17xP1.0 となったネジ穴にデイトナ製ヘビーウエイトバーエンド 補修品 カワサキ M17タイプ フィッティング アダプターを取り付けました。
ネジ山には、ちゃんとネジロック剤つけてから取付けました。

デイトナ製のフィッティング アダプターの中央のネジ穴は M8xP1.25 です。そこにポッシュ製ミドルウエイトバーエンドを取付けます。
デイトナ製のフィッティング アダプターはネジ含めて63g、ポッシュ製ミドルウエイトバーエンドは 約155gなので、片側200g超となります。

続いて、左側のハンドルバーにも M17xP1.0 のタップでネジ穴を切っていきます。

ハンドルバーにバーエンドの固定完了
左右のハンドルバーともに、デイトナ製のフィッティング アダプターを取り付けて、POSH製ミドルウェイトバーエンドを固定しました。
これまでに比べるとがっちりと固定された感じがします。

エンジンを掛けただけで、ハンドルの振動が減ったことが体感できました。
これで高速道路を使ったツーリングも手が楽になりそうです。