作業日:2025/6/11
走行距離:1226Km
ジムニー(JB64W/JB74W)ではアイドリングストップのキャンセルさせる装置は、大きくは2種類のパーツがあります。
1.ボンネット開閉センサーに取り付けるカプラー
2.アイドリングストップオフスイッチに取付ける回路(アイストキャンセラー)
前回はジムニーノマドに 1.ボンネット開閉センサーに取り付けるカプラー を取付けましたが、アイドリングストップ機能をオフにすることができましたが、セキュリティアラームの機能もオフとなりました。
セキュリティアラームは解除したくありませんので、カプラーは取外し、2.アイドリングストップオフスイッチに取付ける回路(アイストキャンセラー) を購入しました。
アイストキャンセラーとは
アイストキャンセラーは福井県敦賀市にあるオンライン専門のパーツメーカーであるオートパーツ工房さんの商品です。
アイストキャンセラーは、エンジン始動してから約5秒後に「アイドリングストップオフスイッチ」を1度だけ押した状態する電気回路です。
2025年6月時点の動作確認車種一覧には、ジムニーノマド(JC74W)はスズキアール5P型との記載がありますので、こちらを購入しました。
この商品はパーキングセンサースイッチから電源(IG電源)を取るので車両ハーネスの加工や、ヒューズボックスから電源を取る必要がないので、比較的取付が簡単に済みます。

アイストキャンセラーの取り付け
では、ジムニーノマドにアイストキャンセラーを取付けます。
バッテリーのマイナス端子取外し
まずはバッテリーのマイナス端子を外してから作業に取り掛かります。
スターターボタンのパネル取り外し
アイストキャンセラーはアイドリングストップオフスイッチと車両ハーネスの間に取付け、電源はパーキングセンサースイッチと車両ハーネスの間から取得します。
スターターボタンが付いているパネルは手で引っ張るだけで外れます。
但し、裏の配線は余長が少ないので爪が取れたら、丁寧に後ろの配線とコネクタを確認します。

この2個のコネクターを取り外すとパネルを取り外すことができます。

アイドリングストップオフスイッチとパーキングセンサースイッチはスイッチの裏を指で押すと取り外すことができます。
指の感覚でスイッチ裏の配線部分ではない場所を探して、強めに押します。

スイッチの裏を指で押すとスイッチが浮いてきました。
アイドリングストップオフスイッチとパーキングセンサースイッチの両方を浮かせて取り外します。

アイドリングストップオフスイッチ(灰)とパーキングセンサースイッチ(青)が枠から取り外せたら、コネクターを抜きます。

アイストキャンセラーを取付けます。
①2つの配線を結ぶ赤色の1本の配線はスイッチ取付枠の裏を通します。
②黒いカバーが付いた配線は、アイドリングストップオフスイッチ(灰)と車体ハーネス(灰)と接続します。
③赤い配線はパーキングセンサースイッチ(青)と車体ハーネス(青)と接続します。

アイストキャンセラーの接続が完了したら、スイッチ類、カバー類、バッテリーなどを元に戻して作業は終了です。
アイストキャンセラーの動作確認
説明書の記載どおり、エンジン始動後 約5秒でアイドリングストップOFFのランプが点灯しました。

アイストキャンセラー取付け後、エンジン始動すると各ランプはこのような状態となります。
アイストキャンセラー レビュー
取付け完了後、暫く市街地を試走しました。私の感想をまとめると以下のとおりです。
アイストキャンセラーの良い点
- アイドリングストップ機能の自動OFFは問題なし
エンジン始動の度、アイドリングストップOFFのランプが点灯して、アイドリングストップ機能はOFFになります。 - 警告灯や他の機能には問題ない
アイストキャンセラー取付け後、警告灯の点灯など問題はありません。
また、ボンネット開閉センサーのハーネスに取付けるカプラーと異なり、セキュリティアラームが効かなくることもありません。 - 取付けは比較的簡単
アイドリングストップオフスイッチ取付ける製品は、IG(イグニッション)の配線との接続が必要な製品もあります。車両ハーネスを加工しない点やリレー部分からの配線取り出しがない点は良いです。
アイストキャンセラーの惜しい点
- 説明書は若干分かりずらい
アイストキャンセラー スズキアール5P型、スズキフラット5P型兼用の説明書です。
A4片面印刷で、スズキアール5P型(ジムニー、エブリィワゴン、ワゴンR、スペーシア)、スズキフラット5P型(ラパン)の説明が記載されています。ちょっと説明が足りないかもしれません。 - 製品の名称や型番が分かりずらい
購入時点では、ジムニー専用スズキアール5P型や他車種用専用のスズキアール5P型があるのかと思いました。どうも同一製品のようです。通販サイトでの説明はもう少し工夫が必要かと思います。
惜しい点などあえて書かせて頂きましたが、ジムニーノマドのアイドリングストップ機能のキャンセルは、アイストキャンセラー一択と思います。
今後も継続して使用しますので、何かあれば情報を追記させて頂きます。