作業日:2026年8月22日
走行距離:64941.2 Mile
真夏の箱根ツーリングでやらかした立ちごけ修理の続き(その3)です。
立ちごけの際、リアブレーキペダルが押し込まれて、クラッチカバーにクラックが入り、オイルが滲むようになってしまいました。
幸い、滲む量はたいしたことがありませんでした。箱根からの復路も、それが原因で困るということはありません。とはいえ、オイルが滲んだまま乗り続けるわけにもいきません。
前回のミラー交換に続いて、今回はクラッチカバーの調達編です。結論から言えば、今回もまた「廃盤」との付き合い方の話になりました。
2GHエンジンのクラッチカバーは「2GH-15421-00」
まずは品番の確認からです。
私のFZ750改1000は、エンジンを1987年式FZR1000(型式:2GH)に載せ替えています。クラッチカバー(黒い部分)と、破損はしていませんがカバーキャップ(アルミ色の装飾カバー)の品番は次のとおりです。

日本国内では、2GHのクラッチカバーとカバーキャップはすでに廃盤です。
| 部品番号 | 部品名称 | 個数 | 在庫 | 希望小売価格(税込) |
|---|---|---|---|---|
| 2GH-15421-00 | カバ-,クランクケ-ス2 | 1 | なし | 販売終了 |
| 1TV-15417-00 | カバ-,キヤツプ | 1 | なし | 販売終了 |
※2026年8月23日時点/ヤマハ発動機パーツカタログの在庫・価格
海外には在庫がありました。ただし、価格が、、、
国内が駄目なら海外を当たる。これは旧車乗りの基本動作です。
オランダのCMSNL(https://www.cmsnl.com/)で検索してみたところ、在庫はありました。 破損したクラッチカバーだけでなく、そこに付くカバーキャップ(銀色のパーツ)も在庫はありました。

| 部品名 | 品番 | 在庫 | 価格 |
|---|---|---|---|
| カバー クランクケース 2 | 2GH1542100 | Only 2 left | 17,837.23円 |
| COVER, CAP | 1TV1541700 | Only 1 left | 23,504.26円 |
バフ掛けしてクリア塗装をしているためか、カバーキャップのほうが本体より高いですね。
黒いカバー本体が€96.00(≒17,800円)。その中央に付く銀色のキャップが€126.50(≒23,500円)。そして日本までの送料は€23.95。
合計すると、€246.45(≒45,783円)
※2026/8/23日の為替レート(1ユーロ=185.77円)に基づきます。
「新品が残っていた」ということには驚きを感じます。在庫が2個と1個、今買わなければ、次に必要になったときには無くなっているでしょう。旧車の部品というのはそういうものです。
とはいえ、かなりの金額なので、少し考えることにしました。
ヤフオクで塗装ベースを見つけました
そうして中古を探していたら、かなり安価なカバーを見つけました。
状態の説明を読む限り、程度は決して良くありません。ですが、私の狙いは最初から「塗装ベース」です。塗り直す前提であれば、表面の程度はさほど問題になりません。
落札し、到着を待ちます。
到着!現状確認
届いたパーツを確認します。腐食はなかなかすごい状態でした。

写真のとおり、表面は白く粉を吹いたようになっています。手放しで喜べる程度ではありません。

ただし、私が見たかったのはそこではありません。確認すべきは次の3点です。
- 欠けはないか
- へこみはないか
- クラックは入っていないか
結果は、いずれも問題なしでした。

腐食は塗装で消えます。しかし欠けやへこみ、そしてクラックは、塗装ではどうにもなりません。まさに今、クラックが原因でカバーを探しているわけですから、ここだけは妥協できないところでした。
塗装ベースとしては十分、という判断です。
分離して、ライコランドさんへ塗装を依頼します
自家塗装という選択肢もあります。ただ、クラッチカバーはエンジンの側面にあって、走っていても停まっていても人目に付く場所です。ここは、きちんとした仕上がりを求めることにしました。
いつも塗装でお世話になっている、ライコランド柏店さんに依頼します。
2023年には前後ホイール、2025年にはフロントフォークのアウターチューブなどのパウダーコートを依頼をしておりますが、仕上がりは大変良いです。
塗装の依頼前に、クラッチカバーとカバーキャップを分離します。
黒いカバー本体と、銀色のキャップ。この2つは別々の仕上げになりますから、塗装に出す前に分けておく必要があります。

仕上がりについては、別途報告します。
並行して、ガスケット類を調達します
カバーが塗装から戻ってくれば、あとは組み付けるだけ……ではありません。
車体に組み付けるためには、ガスケット類が必要です。カバーを外して付け直す以上、パッキンの類は基本的に新品にするのが筋です。ここでケチって、またオイルが滲むようでは何をやっているのかわかりません。
そこで、ヤマハ発動機のPC版パーツカタログで調べました。

ヤマハ発動機のPC版パーツカタログの結果はこちらです。
| 部品番号 | 部品名称 | 個数 | 在庫 | 希望小売価格(税込) |
|---|---|---|---|---|
| 1AE-15449-00 | リング, ラバー | 1 | なし | 販売終了 |
| 4H7-15486-00 | グロメット | 3 | あり | 671円 |
| 2GH-15463-00 | ガスケット, キャブレタカバー2 | 1 | なし | 販売終了 |
| 2GH-15461-00 | ガスケット, クランクケースカバー2 | 1 | あり | 1,518円 |
4点のうち、2点は買える、2点は販売終了。きれいに明暗が分かれました。
買えるもの:クランクケースカバー2のガスケットとグロメット
まず、いちばん大事なところが押さえられました。
ガスケット, クランクケースカバー2(2GH-15461-00) は在庫あり、1,518円です。これがクラッチカバーの合わせ面に入る、油密を担う本体のガスケットです。ここが欠品だったら本当に困っていました。
そして グロメット(4H7-15486-00) も在庫あり。こちらはクラッチカバーとカバーキャップの間に挟まるもので、必要数は3個です。単価671円ですから、3個で2,013円ということになります。
リングラバー(1AE-15449-00):販売終了。ただし再利用できそうです
リング, ラバー(1AE-15449-00) は販売終了でした。
こちらは現物を見たところ、再利用できそうでしたので、あえて探し回るのはやめておきます。ゴム部品は硬化していれば交換一択ですが、状態次第では十分に使えます。
ちなみに、CMSNL(https://www.cmsnl.com/)では、数点在庫がありました。
ガスケット, キャブレタカバー2(2GH-15463-00):販売終了
問題は、ガスケット, キャブレタカバー2(2GH-15463-00)が販売終了だったことです。
この部品名が、なぜ「キャブレタカバー」なのか不思議ではありますが、名称はともかく、このガスケットが無いとはじまりませんね。
このガスケットは、クラッチカバーとブリーザ1(パーツリストの20番)の間に入るものです。ヤフオクで買った中古クラッチカバーからブリーザ1を取り外す際にちぎれてしまいました。
ちぎれていなければ、新品のガスケットシートに写してくり抜く方法もありましたが、どうしようもないです。次回に向けて、何か策を考えます。
こちらの記事もあわせてどうぞ。








