先日、Amazonで購入したBluetoothを用いてスマホで見えるバッテリーモニター「ANCEL BM200」には、技適マークがありませんでした。
返品する選択もありましたが、この製品を使ってみたいという気持ちもありましたので、今回は「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」を使用して、合法的にANCEL BM200の検証を行ってみようと思います。
技適未取得機器を用いた実験等の特例制度とは
「技適未取得機器を用いた実験等の特例制度」とは、技適未取得機器(Wi-Fi、Bluetoothなど無線通信機能をもつ技適マークの無い機器)を一定条件下で日本国内で使用できるようにする制度です。
総務省への届出を行うことで、180日以内の実験・試験・調査目的に限り、技適マークのない機器を合法的に使用できます。
手続きは流れを理解すれば比較的簡単です。個人の場合はマイナンバーカードとカードリーダーなどがあれば自宅からオンラインで申請可能。届出制度なので、審査や許可は不要で、受理されれば即日利用開始できます。しかも手数料は無料です。
ポイントは以下のとおりです
✅技適マーク無
✅電波に関する海外の認証有(FCC, ID, CE)
✅無線の規格がWi-Fi、Bluetoothなど
✅180日以内の実験、試験、調査
→特例制度の対象!
詳細は、総務省 技適未取得機器を用いた実験等の特例制度をご確認ください。
https://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/others/exp-sp/
届出に必要なもの
私はパソコンを用いて、個人アカウント(マイナポータル連携)で届出を行いました。
使用したものは以下のとおりです。
- マイナンバーカード
オンラインでの本人確認のためマイナンバーカードが必要です。 - ICカードリーダー
公的個人認証サービスに対応したICカードリーダーが必要です。
私は手元にあった「I/Oデータ USB-NFC4/E」を使用しました。 - パソコン
インターネット環境が利用できる以下のOSが稼働するパソコンが必要です。
OS:Windows10、Windows11もしくはmacOS
また、ブラウザは次のいずれかの最新版が必要です。
Google Chrome, Microsoft Edge, Safari, Mozilla Firefox
こちらが私が申請に使用したICカードリーダー(I/Oデータ USB-NFC4/E)です。
このICカードリーダーはWindowsとMacにも対応です。
さまざまは行政手続きに利用可能できる、鉄板のICカードリーダーです。
パソコンの準備作業
パソコンでマイナンバーカードが利用できるするための準備を行います。
この作業は、地方公共団体情報システム機構の公的個人認証サービスからの抜粋です。
必要に応じて、こちらもご参照ください。
https://www.jpki.go.jp/jpkiguide/index.html
1.ICカードリーダーの接続とドライバーインストール
公的個人認証サービスに対応したICカードリーダーを接続して、適切なドライバーをインストールします。
Windows11のパソコンで、I/Oデータ USB-NFC4/Eを用いる場合は、接続するだけでドライバーのインストールが完了しますので、とてもスムーズでした。
2.JPKI利用者ソフト(利用者クライアントソフト)の導入
Windows
Windowsの場合は、以下の二つのソフトウェアをダウンロードして、インストールします。
・利用者クライアントソフトのインストール
・利用者クライアントソフト(Edge/Chromeブラウザ利用版)のインストール
ソフトウェアはこちらのURLからダウンロードが可能です。
https://www.jpki.go.jp/download/win.html
Mac
Macの場合は、以下のソフトウェアをダウンロードして、インストールします。
・利用者クライアントソフト(Mac版)
ソフトウェアはこちらのURLからダウンロードが可能です。https://www.jpki.go.jp/download/mac.html
ソフトウェアのインストールが完了したら、OSの再起動を行ってください。
アカウント発行(初めて申請する場合)
総務省 電波利用電子申請のサイトを開きます。
https://www.denpa.soumu.go.jp/index.html
技適未取得機器を用いた実験等の特例制度を申請は、電波利用電子申請のアカウントが必要となります。アカウントをお持ちでない方は、「初めてご利用の方へ アカウント発行」をクリックします。既にお持ちの方は、技適未取得機器に関する届出の手続きへ進んでください。

アカウント発行:事前準備
アカウント発行は、「個人の方」、「法人の方」、「団体の方」のアカウント発行に進むことができます。個人のアカウント発行(マイナポータル連携)で手続きを行う場合は、ページ下部の「個人アカウントの発行へ進む」をクリックします。

アカウント発行:利用規約
表示されている利用規約を確認して、問題がない場合はページ下段の「利用規約に同意します」にチェックの上で、「次に進む」をクリックします。

アカウント発行(個人):ログイン方法の選択
マイナンバーカードを利用する場合は「マイナポータル連携」を選択して、「次に進む」をクリックします。

電子証明書の読み取り
「読み取りを開始する」をクリックします。

マイナポータル カード要求
別ウィンドウで以下の画面が表示されたら、マイナンバーカードをICカードリーダーで読み込める状態にして、「OK」をクリックします。

マイナポータル パスワード入力(電子署名付与)
署名用電子証明書パスワードを入力して「OK」をクリックします。

アカウント発行:メールアドレスの入力
受信可能な電子メールアドレスを入力して、「次に進む」をクリックします。

メールを送信しましたと表示されると、「アカウント発行/仮受付のお知らせ」というメールが届きます。そのメールに記載されているURLを10分以内に開き、手続きを進める必要があります。時間が短いのでご注意下さい。

電子証明書の読み取り
そのURLを開くとマイナンバーカードの読み取りが再度必要になります。マイナンバーカードをICカードリーダーで読み込める状態にして、「読み取りを開始する」をクリックします。

アカウント発行:利用サービスの選択
利用するサービスなど適切に選択して、「次に進む」をクリックします。

アカウント発行:ユーザ情報入力
各項目を適切に入力して、「次に進む」をクリックします。

アカウント発行:ユーザ情報確認
表示内容に問題が無ければ、「この内容で申請する」をクリックします。表示内容を修正する場合は、「前に戻る」をクリックして適切に修正してください。

アカウント発行:申請完了
申請完了の画面が表示されたら、お問合せ番号をメモしてから、次の手続きに進みます。

マイナポータル連携(新規でアカウント発行した場合)
電波利用電子申請のアカウント新規で作成した場合、初回のみマイナポータルと連携する作業を行います。
総務省 電波利用電子申請のサイトを開き、「申請・届出を開始する」をクリックします。
https://www.denpa.soumu.go.jp/index.html

ログイン/Login
ログインの画面は、「マイナポータルでログイン」をクリックします。

マイナポータル|認証
認証の画面は、認証方法をクリックします。
マイナンバーカードを利用する場合は、「ICカードリーダーでログイン」をクリックします。

マイナポータル カード設置要求
別ウィンドウで以下の画面が表示されたら、マイナンバーカードをICカードリーダーで読み込める状態にして、「OK」をクリックします。

マイナポータル パスワード入力
マイナンバーカードの利用者証明書用電子証明書パスワード(4桁の数字)数字を入力して、「OK」をクリックします。

マイナポータル|同意確認
同意確認の画面は、「同意して次へ」をクリックします。

マイナポータル連携
マイナポータル連携の画面は、アカウントIDと生年月日を入力して、「連携に同意する」をクリックします。

電子証明書の読み取り
「読み取りを開始する」をクリックします。

マイナポータル カード要求
別ウィンドウで以下の画面が表示されたら、マイナンバーカードをICカードリーダーで読み込める状態にして、「OK」をクリックします。

マイナポータル パスワード入力(電子署名付与)
署名用電子証明書パスワードを入力して「OK」をクリックします。

アカウント連携の完了
これで、電波利用電子申請のアカウントとマイナポータルと連携が完了しました。
「電波利用電子申請/伝搬障害防止区域図縦覧を利用」をクリックします。

ログイン完了
ログインに成功しました。と表示されると、マイナポータルとの連携は完了です。「電子申請・届出へ進む」をクリックします。

技適未取得機器に関する届出の手続き
マイページ
マイナポータル連携(新規でアカウント発行)された方は、電波利用電子申請のマイページの左メニューの「新規申請を開始」をクリックします。
アカウントを持っている方は、電波利用電子申請のサイトからログインします。
https://www.denpa.soumu.go.jp/index.html

マイページ申請種別選択
申請種別選択の画面では、「開設届出」をクリックします。

マイページ 開設届出:入力
このページでは、届出者情報、実験の目的、無線設備の規格、無線局(使用する無線機器)ごとの情報を入力します。項目が多いので、私の記載例はこちらをクリックしてください。

マイページ 開設届出:確認
入力内容を確認してください。内容に問題が無ければ下部の「この内容で届出をする」をクリックします。

マイページ 開設届出:届出完了
これで届出は完了です。お問い合わせ番号を控えておきましょう。

以上で届出は完了です。おつかれさまでした!
さいごに
これで技適マークの無い通信機器(ANCEL BM200)を最大180日の間、合法的に電波を出して検証することができるようになりました。
私のオートバイ(YAMAHA FZ750)にANCEL BM200を取付けて検証します。
そして、検証が終わったら閉局の手続きが必要となります。その手続きも別途作成したいと思います。





