私の愛車は1985年製のヤマハFZ750。
年式相応に、これまで何度か走行中にトラブルで止まる経験をしてきました。
先日、自宅から約200km離れた静岡県磐田市の「ヤマハ発動機コミュニケーションプラザ」で開催されたイベントに参加することに。途中の高速道路で不具合が起きるかもしれない…そんな不安が頭をよぎりました。
そこで、オートバイでも携帯できる停止表示器材「パープルセーバーモト」を事前に購入。
そして予感は的中!高速道路上でトラブルが発生した際、このアイテムが本当に役立ち、無事に危険を回避できました。
パープルセーバーモトとは
株式会社エーモンのパープルセーバーモトは、バイク専用の停止表示灯です。
従来の「停止表示器材」である、三角表示板は大きくてバイクに積載しづらい、、、
そんなライダーの悩みを解決するのがこの製品です。
主な特徴
道路交通法施行規則適合品
昼間:約300m以上、夜間:約800m以上の視認距離
超コンパクトサイズ(幅68mm×高さ39mm×奥行26mm)
防水(IPX3)&防振設計でバイクの過酷な環境に対応
単4乾電池3本で約14時間連続点灯
パープルセーバーモトの詳細
こちらがパープルセイバーモトです。Amazonで販売されている製品は簡易パッケージ(ビニール袋)にパープルセイバーモト、専用収納袋、取扱説明書が包装されています。
パープルセーバーモトは、小さくて軽いです。
Amazonで販売されている製品はベルトとシリコンカバーが黒ですが、量販店モデルの場合はベルトとシリコンカバーが紫となるそうです。

パープルセイバーモトには、電池は付属しません。単4電池×3本を別途準備します。

パープルセイバーモトに単4電池×3本を取付けて、ベルトとシリコンカバーを付けた重さは71gです。

FZ750の車載工具収納スペース上の隙間に、収納袋に入れたパープルセーバーモトをきれいに収めることができました。
軽量でコンパクトなので、ウエストバッグやタンクバッグ、上着のポケットに入れても負担にならず、ツーリング時の携帯性は抜群です。
万一の際の取り出しやすさを考えると、バイクのシート下に格納するよりも、ウエストバッグやタンクバッグなどに収納したほうがよいと思いました。

パープルセーバーモトは、高輝度LED(3W×1灯) を搭載しています。
電源をオンにすると、紫色の光が力強く点滅します。この光は非常に強く、間近で直視できないほどの爆光です。
昼夜問わず、後続車からの視認性は抜群で、緊急時の安全確保に大きな安心感を与えてくれます。

パープルセイバーモトのベルトの通し方(重要)
ここで注意点です。パープルセーバーモトのベルトは通しにくく、ベルトを抜くことが困難です。説明書に従って、使用前にベルトを通しておくことをお勧めします。
高速道路に停車した場合は、走行車両の走行風をうけることがありますので、ミラーにフィットするようベルトを調整することが望ましいです。(経験者談)

私は誤った向きにベルトを通したため、ベルトを正しい向きに取付けようとしましたが、一度ベルトを抜く際にベルトの先端がちぎれてしまいました。

こちらは、ちぎれたベルトの先端です。
このブログをお読みの皆様は、このような失敗が無いことを祈ります。

パープルセーバーモトを実際に使いました
こちらが東名高速道路 焼津ICの少し手前を走行中にFZ750のエンジンが吹けなくなり、高速道路本線の路肩に停止していたときの写真です。
まずはパープルセイバーモトを右ミラーに取り付けて、後続車に「緊急停止中」であることを伝えて、私はガードレールの外側に避難して、レッカーを待ちました。

東名高速道路の路肩にFZ750を停めて、最初に声をかけてくれたのは、静岡県警高速隊のパトカーの警官でした。
警官は右ミラーに取り付けたパープルセイバーモトをしげしげと確認した後、「この場所は危険なので、焼津ICの料金所までバイクを押していくように」と吐き捨てるように言い残し、パトカーに戻っていきました。
このとき、SNSで見かけたことがある話を思い出しました。高速道路で故障車が三角停止板や停止表示灯を設置していないと、「故障車両表示義務違反」で取り締まりを受ける、というものです。今回はパープルセイバーモトを設置していたので、違反にはならなかったというわけですね。
この場所でレッカーを要請したので、FZ750は移動させずにこのまま待機しました。

その後、無事にレッカー車が到着。パープルセーバーモトのおかげで、後続車に追突されることなく、安心して路肩で待機することができました。
高速道路上でのトラブルは本当に危険ですが、小さな機器が命綱になることを身をもって実感しました。

パープルセーバーモト レビュー
パープルセーバーモトの感想をまとめると以下のとおりです。
パープルセーバーモトの良い点
- 法律適合で安心
 道路交通法施行規則適合品なので、安心感があります。
- 視認距離の長さ
 取扱説明書によれば、視認距離は昼間:約300m以上、夜間:約800m以上です。三角停止板の視認距離は200mともいわれますので、視認距離の点でも優位です。
- 軽量・コンパクトで積載性抜群
 実は自動車用のパープルセーバーも所有していますが、バイクにはコンパクトなものがベストです。
- 取り付けが簡単で時間ロスなし
 パープルセーバーモトのベルトは柔軟なので、バイクのミラーにささっと取付けできます。
- 価格もお手頃
 Amazonで二千円台で購入可能です。万一の場合に身を守る道具としては価格も手ごろです。
パープルセーバーモトの気になる点
- ベルトがちぎれやすい
 あえて気になる点をもう上げるのであれば、一度通したベルトを抜くことが困難で、強く引くとちぎれてしまう点は改善頂けると嬉しいです。
パープルセーバーモトは、高速道路での緊急停車時にライダーの命を守る必須アイテムです。価格も手頃なので、常備しておく価値あります。もしもの時に備えて、ぜひ導入を検討してください!


