作業日：2025年2月1日
走行距離：61212.2 Mile
私のFZ750のエンジンはFZR1000（1987年式 2GH）なので、オイルクーラーがついてます。ライコランド柏店さんでガンコート塗装前にオイルクーラーの冷却フィンを修正します。
このオイルクーラーは以前ヤフオクで購入したものです。かなり冷却フィンの曲がった箇所がありますが、これでも現在の車体のオイルクーラーよりも程度はマシなのです。
オイルクーラーをアップで撮影するとこんな感じです。
バイクのラジエターやオイルクーラーの冷却フィンは、コルゲーテッドフィンと呼ばれる波形に折り曲げられた金属板で材質はアルミです。（一部は銅が使われているケースもあります）
フロントタイヤからの飛び石や高圧洗車機の水を直接当ててしまうと簡単に曲がってしまいます。
昔から曲がったラジエターやオイルクーラーの冷却フィンの修正はマイナスドライバーを用いると言われていますが、個人的には以下のようなピンセットラジオペンチのほうが綺麗に修正できると思ってます。
ベントタイプと呼ばれる先が少し曲がった形で、くわえ部はキズをつけにくいギザなし形状のものは、冷却フィンを挟んで向きを調整したり、挟まずに上下させるだけでフィンの向きを調整したりできます。
私が使っているピンセットラジオペンチと同一のものは見つかりませんでしたが、フジ矢のピンセットラジオペンチ (ベントタイプ・ギザ無)が近い製品です。
エスコやケイバのラジエーターフィン修正用プライヤーはフィン修正の専用の工具です。金額的にもちょっとお高いのと、プライヤーの先は幅が広いので、私はピンセットラジオペンチを使用しております。
このように、ピンセットラジオペンチは冷却フィン一つ一つを挟んで修正できます。
上下の冷却フィンの曲線にもピンセットラジオペンチはフィットします。
こちらが修正作業前のオイルクーラです。
こちらが修正作業後のオイルクーラです。新品のようにとはいきませんが、なんとかここまで直しました。
上段右側のような列になって潰れた箇所もピンセットラジオペンチで一枚一枚掴んで修正しました。
また、ちょっと曲がった箇所はピンセットラジオペンチの先を上下させて修正しました。
ピンセットラジオペンチを用いた修正方法が皆様のお役に立てば幸いです。
