今年の夏はツーリングに出かけるたびに箱根やヤビツ峠などで雨に降られました。
現在のレインウェアも気が付けば20年ほど昔のものなので、新しいレインウェアを購入しました。
バイク用レインウェアのメリット
バイク用レインウェアのメリットは以下の通りです。
- プロテクター付きウェア、ブーツの上から着ることができる
バイク用レインウェアはプロテクター付きライディングウェアやライディングブーツの上から着用でき、肘、膝、肩、足元にゆとりがあります。 - 袖や裾がバタつきにくい
肘、膝、肩、足元はゆとりがあるとともに、マジックテープなどで袖や裾を調節してバタつきにくいように調整ができるものも多いです。バタつくと生地が弱り、水が浸透したり、縫い目が裂けるトラブルが発生しますので、バタつかない製品は長持ちします。 - 耐水圧が高い製品が多い
雨の高速道路を走行時には嵐の中のような水圧がかかります。登山用や釣り用でも耐水圧が高い製品も多いですが、バイク用レインウェアも耐水圧性能が高い素材が用いられることが多いです。また、水圧のかかる上着のチャック部分は二重合わせになっているなど、バイク用ならではの工夫もあります。 - 透湿性が高い製品が多い
バイク用はレインウェアの内側から外側へ水分を逃がす性能が高い素材が用いられることが多いです。また、背中のスリットからレインウェアの内側の湿度の多い空気を積極的に抜くための工夫があります。スリットから内部の空気が抜けるので、走行時にレインウェアが膨らむことも少ないです。
検討したレインウェア
検討したレインウェアは、身長170cm 体重72kgの私がウエストバックを付けた状態でも着用できること。バタつきがなく、快適にライディングできることです。私の個人的な評価は以下のとおりです。
[購入] YAMAHA サイバーテックスII ダブルガードレインスーツ YAR30
ヤマハ発動機株式会社の100%子会社の株式会社ワイズギアから発売されているバイク用レインウェアです。耐水圧 20,000mm/cm2、透湿量 12,000g/㎡/24hの高性能防水透湿素材(サイバーテックスII)を使用しています。
サイズは S、M、L、BL、LL、3L、4Lの7種類です。
色は オレンジ、カーキ、シルバーネイビーの4種類です。
Lサイズと身長170~175cmは同じ設定でウエストが大きいBLというサイズ設定は身長170cm体重72kgの私でもウエストバックもレインウエアの中に格納することができます。
また、袖、腹部、裾部分のバタつきを防ぐアジャストタブの調整幅が大きいところも良い部分です。
あと、この製品にはYAMAHAのロゴはありません。YAMAHA以外のバイクに乗る際にも違和感がなく着れる点はよいかもしれません。
以下はBLサイズのオレンジ色です。
[次点]RSタイチ DRYMASTER レインスーツ RSR048
RSタイチから発売されているバイク用レインウェアです。耐水圧20,000mm/cm2、透湿度10,000g/㎡/24hの高性能防水透湿素材(DRYMASTER)を使用しています。
サイズは S、M、L、XL、XXL、WM(女性用)の6種類です。
色は BLACK、URBAN CAMO、YELLOWの3種類です。
私自身がRSタイチファンなので相当悩みましたが、サイズ設定、バタつき防止の大きさ、若干の透湿度性能、価格面などで次点といたしました。
以下はLサイズの黄色です。
[3位]コミネ バイク用レインジャケット 03-5393
コミネから発売されているバイク用レインウェアです。耐水圧 27,000mm/cm2、透湿性 10,000g/㎡/24hrの透湿防水素材(ブレスター)を使用しています。但し、透湿機能はジャケットのみです。
サイズは S、M、L、XL、2XL、3XL、4XL、5XLの8種類です。
色は Black、Yellow、Olive、Black Red、Navy、Blue Camo、KOMINE Black、KOMINE Black Red、KOMINE Navy、KOMINE Yellowの10種類です。
上着は高性能ですがパンツ部分の性能が不明な点、サイズ設定、価格面でこの順位でした。サイズと色の展開は先のの2製品よりも豊富なので、体形や色の好みなどによっては、こちらの方が合う方も多いかと思います。
以下はLサイズの黄色です。
サイバーテックスII ダブルガードレインスーツ YAR30の詳細
YAMAHA サイバーテックスII ダブルガードレインスーツ YAR30はこのようなパッケージに入っています。
今回購入したレインウェアは、サイズは余裕がある「BL」、色は雨天や霧の中でも目立ちそうな「オレンジ」を選択しました。YAR30のサイズは以下のとおりです。
サイズ | 身長 | 胸囲 | ウエスト |
S | 160~165 | 80~88 | 65~73 |
M | 165~170 | 85~93 | 70~78 |
L | 170~175 | 90~98 | 75~83 |
BL | 170~175 | 95~103 | 80~88 |
LL | 175~180 | 95~103 | 80~88 |
3L | 180~185 | 100~108 | 85~93 |
4L | 185~190 | 105~113 | 90~98 |
※引用元 https://www.ysgear.co.jp/Products/Detail/top/cat/04/item/90792R055W00
YAMAHA サイバーテックスII ダブルガードレインスーツ YAR30の上着です。
前を走る車からの汚れた水を被ることを意識しているのか、肩や上の上側は黒を配色し、それ以外の部分が色つきとなっています。この配色はRSタイチ製品も似ていますね。
上着のチャックの左右に併せ(チャックのわきのオレンジ色部分)があり、水の侵入を防ぎます。
襟部分はしっかりと固定することも、襟を開けた場合に襟の先端がバタつかないようにマジックテープで止めることもできます。
内側はメッシュ生地なので、べたつきを感じにくい構造です。
写真には写ってませんが、背中側には内部の空気を抜くためのスリットがあります。
別パーツとなっているネックガードです。マジックテープで簡単に固定できます。
脱着可能なネックガードは普段使うことはなさそうですが、冬の雨天の際には役に立つかもしれません。
上着の袖部分のバタつきを防止するアジャストタブ(マジックテープで止める箇所)は、2か所についてまます。
調整幅が大きいので、プロテクターの有無、生地の厚い冬用のジャケットや生地の薄い夏用ジャケットでも適切に調整可能な構造です。
袖は二重構造となっており、内側の袖の上にグローブをはめて、その上から外側の袖で覆うことができます。
また、二重袖の空気や水を抜くための穴(金属製の穴)が写真上部に少し写っています。
レインウェアの外部ポケットは右側に一か所です。
個人的にはこのポケットは使うことはないと思いますが、ポケット上部は生地が折り返されており極力雨の侵入を防ぐような構造です。また水が入った際に水を抜くための穴が付いてます。
ポケット一個を見ても、メーカーの工夫がよくわかります。
次は、YAMAHA サイバーテックスII ダブルガードレインスーツ YAR30のパンツです。
YAMAHA サイバーテックスII ダブルガードレインスーツ YAR30のパンツは、前側からの雨の侵入を防ぐため、前側のウエスト部分が高くなっています。
パンツの裾部分のバタつきを防止するアジャストタブ(マジックテープで止める箇所)は、3か所についてまます。
調整幅が大きいので、脛部分のプロテクターやレーシングブーツのように脛周りが大きなブーツでも調整可能な構造です。
収納袋も付属されています。レインウェアの上下を収納袋に収めると長さは約30cmぐらいになります。
サイバーテックスII ダブルガードレインスーツ YAR30のレビュー
志賀高原方面にツーリングの際に雨に降られてしまいました。雨の際にYAMAHA サイバーテックスII ダブルガードレインスーツ YAR30を着て走行いたしました。
その感想も含めて、レビューさせて頂きます。
このレインウェアは非常に役立つアイテムです。
今後も使って、長期視点での感想も追加して参りたいと思います。
こちらはブーツカバーの記事です。ご興味があればこちらもご覧ください。
このレインウェアを着ることになった志賀草津道路ツーリングはこちらをご覧ください。