作業日:2010年5月16日
私のFZ750のフロントブレーキキャリパーは、Brembo キャスティング 4POT(40mmピッチ)です。
このキャリパーはとてもよい製品ですが、パッドピンには以下の不満があります。
ブレンボ純正ブレーキパッドピンの不満
ブレーキパッドピンは抜きずらい
ブレーキパッドピンを抜くときは裏からプラスチックハンマーなどで軽く叩き、飛び出したブレーキパッドピンの先端をラジオペンチなどでつまんで引き抜く必要があります。
ブレーキパッドの接触面が腐食しやすい
ブレーキパッドの動きをスムーズな状態に維持するためには、定期的にブレーキパッドピンを取り外して、ブレーキパッドとの接触面を紙やすりで磨き滑らかにしておく必要があります。
N-PROJECT ステンレスブレーキパッドピン C-TYPE
ステンレスブレーキ製パッドピンを色々検討した結果、こちらの製品を購入いたしました。
部品名称 | 部品番号 | 税込価格 | 数量 |
N-PROJECT ステンレスブレーキパッドピン C-TYPE (bremboキャスト 4POT 1Pin) | 10203 | 2,520円 | 1 |
左側のパッケージに入っているのが、N-PROJECT ステンレスブレーキパッドピンです。
右側はブレンボ純正のブレーキパッドピンです。
ブレーキパッドピン交換
ブレーキパッドピンの交換は、ブレーキキャリパーを一度取り外したほうが作業が容易です。
ブレーキキャリパーを取り外したついでに、ブレーキキャリパーのピストン部分の清掃を行いました。ピストンの動作がスムーズであることは重要ですね。
ブレーキパッドの裏面とブレーキパッドピンにも、ブレーキディスクパッドグリスを塗って組み付けます。
このブレーキパットピンは取り付けるときから滑らかに差し込むことができます。
Brembo キャスティング 4POT(40mmピッチ)のブレーキパットピンは奥側でベータピン1つで止まっております。
この作業の後に、ベータピンが抜けたときのことを考慮して、ベータピンをワイヤリングしました。
2024年8月補足
こちらのブレーキパットピンを交換してから14年経過しますが、いまだに問題がありません。
ブレーキパットピン自体が腐食することもなく、ブレーキパッドとのあたり面に段付きが生じることもありません。とてもよい製品であると思います。