2024年10月13日(日)晴れ
立山黒部アルペンルート内の室堂と大観峰を結ぶ 「立山トンネルトロリーバス」は 現在日本に唯一残るトロリーバスですが、2024/11/30で運行が終了して、来年春の運行から電気バスになりますというニュースを知りました。
トロリーバスに一度は乗りたいなと思い、愛車のFZ750で、秋の紅葉シーズンの立川黒部アルペンルートを廻るツーリングに行って参ります。
立川黒部アルペンルートの長野側の玄関口である関電トンネル電気バスの扇沢駅を目指します。
立山黒部アルペンルートとは
富山県中新川郡立山町の立山駅と長野県大町市の扇沢駅とを結ぶ、総延長37.2kmの山岳観光ルートです。
ルート内の交通機関として、日本で唯一のローリーバス、立山連峰の景観を望む立山ロープウェイ、全線地下式のケーブルカー、黒部ダム建設に用いられたトンネルを通る電気バス、日本国内一の堤高を持つ黒部ダムの堰堤上の徒歩での移動など様々な乗り物を乗り継いで移動します。
今回のツーリングでは、長野側の扇沢にバイクを停めて、関電トンネル電気バスで 黒部ダムに移動します。そこから黒部ケーブルカー、立山ロープウェイ、立山トンネルトロリーバスを乗り継いで立山を眺めます。室堂で折り返してバイクを停めた扇沢に戻ります。
東京から扇沢
扇沢駅の最寄りとなる高速道路のインターチェンジは、長野自動車道 安曇野ICです。
ETC二輪車限定 2024ツーリングプラン【首都圏 東名・中央道コース ワイド】は長野自動車道 安曇野ICまでが範囲が利用でき、2日間 3,900円です。今回のツーリングにはメリットが多いので、事前に申し込みました。
今回のツーリングは結構距離がありますので、東京の自宅を5時半に出発して、中央自動車道を経由して長野自動車道の安曇野ICを目指します。
中央高速道路 談合坂SA(下り)
中央自動車道はかなり流れがよかったので、談合坂SAで休憩がてら朝食を取ることにしました。
朝日が昇ってきたタイミングで撮影できました。
談合坂SA(下り)は、フードコートになっており、麺工房(そば・うどん)、ラーメン大皇(ラーメン)、HIGHWAY SUKIYA(牛丼)、伝説のすた丼屋、ごはんどころ 談合坂定食亭(定食)などがありました。
焼き鮭のような朝定食を食べようかなと思い、ごはんどころ 談合坂定食亭に参りました。
ついつい、朝からパンチががありそうな、特製もつ煮定食(1,000円 税込)を注文しちゃいました。
モツ煮は居酒屋で出てくるような小鉢サイズではなく、どんぶりに並々と盛られております。モツ煮は濃いめの味噌味で柔らかくて美味しかったです。たくさんの輪切りの長ネギがいいアクセントです。
朝食にしては十二分の量でお腹パンパンです。
朝から食べすぎたかなと後悔しましたが、立山黒部アルペンルートでは、なかなかお昼ごはんを食べるタイミングが合わなかったので、後から考えてもベストな選択でした。
中央高速道路 中央道原PA(下り)
甲府盆地を抜けて標高が上がったあたりにある中央道原PAで小休憩です。
こちらのPAの標高は 930mあるそうです。甲府盆地の低地部はおおむね 標高 250 ~350mぐらいなので、甲府から中央道原PAまでの区間で 600mぐらい登ってきたのですね。
長野自動車道 安曇野IC
岡谷JCTから長野自動者道を経由して、安曇野ICに到着です。
ここからは県道などの一般道で扇沢を目指します。
道の駅安曇野松川 寄って停まつかわ
道の駅安曇野松川は「寄って停まつかわ」というダジャレのような名前が付いているみたいです。
野菜や花などの農産物がたくさん並ぶ道の駅でした。最低限の休憩で扇沢駅を目指して出発です。
黒部ダムと書かれた経路案内が見えてくると、近づいてきた感じがしますね。
扇沢駅
県道45号線を進み扇沢駅の少し手前で、バイクはこちらと誘導されました。
扇沢市営無料駐車場よりも扇沢駅から離れた場所です。県道45号線を左に入り、橋で籠川(かごがわ)を渡った場所にある駐車場でした。
扇沢駅から少し離れた駐車場
バイクの駐輪スペースは草が生えた土でしたが、駐車場の方がバイクのスタンドの下に敷くための木の板を準備してくれました。
私はバイクのスタンドの下に敷く「スタンドパッド」はツーリングの際に必ず持ち歩いておりますが、駐車場でこのような気の利くサービスを受けたのが初めてだったので、とても驚きました。
本当にありがたいですね。
オートバイの方も結構沢山いらっしゃいますね。
さて、ここから扇沢駅までは徒歩15分だそうです。
この近道の看板の方向に向かって砂利道を進みました。
途中階段もありましたが、15分よりは時間が短縮できた気がしてます。
扇沢駅が見えてきました。
トロバス記念館
扇沢駅の手前に、トロバス記念館があったので、外観を撮影しました。
現在は、「関電トンネル電気バス」ですが、2018年までは「関電トンネルトロリーバス」といって、扇沢駅から黒部ダム駅間は、トロリーバスだったのです。
こちらのトロリーバスは、2018年11月に運行を終えた関電トンネルトロリーバスです。大町市がクラウドファンディングにより里帰りさせることに成功した全15台中の1台だそうです。
先を急ぐので、帰りにゆっくり見ようかなと思います。
関電トンネル電気バス 扇沢駅
トロバス記念館から少し上がると、関電トンネル電気バス 扇沢駅に到着です。
電気バスの切符はもっていないので、当日分の切符を購入する列に並びましょう。
当日分の切符を購入する列に並んだのは10時35分、そして購入できた切符は11時30分に乗車できる切符でした。
ここから先は、さらに想像を超える混雑であることをこの時点の私は知りませんでした。
その2に続きます。