作業日:2024年6月15日
走行距離:58399.9 Mile
私のFZ750のエアクリーナーはいつ清掃を行ったのか記録が見つかりませんでした。
思い立ったが吉日ということで、エアクリーナーの清掃を行いたいと思います。
エアフィルターの種類
乾式エアフィルター
YAMAHA FZ750純正のエアクリーナーエレメント(型番:1AE-14451-00)は乾式と言われる使い捨てのタイプです。
2024年6月時点のYAMAHA純正エアクリーナーエレメントは 4,191円(税込)とちょっとお高めな価格です。
互換品も出回っておりますが、純正に比べて吸気抵抗が多そうな見た目なので、お勧めはしません。
湿式エアフィルター
K&N(ケーアンドエヌ)リプレイスメント エアフィルターは高い吸気効率と濾過性能を持っています。洗浄することで再利用が可能なため経済的です。
私は長期間 K&N リプレイスメント エアフィルター(品番:YA-7585)を使用しております。清掃の頻度は 3000kmから 5000kmぐらいが目安のようです。
K&Nエアフィルターの取り外し
FZ750のエアクリーナーボックスは、ガソリンタンクの下にあります。
ガソリンタンクは、ボルト3本(及び燃料ホース、燃料計の配線)で取り外し可能です。オートバイのガソリンタンクとしては、比較的外しやすい部類と思います。
CPCカップリング(ホースジョイント)を燃料ホースの間に取り付けておくと、燃料ホース取外し時に自動でガソリンを止めることができます。
特にFZ750のガソリンタンクの燃料コックは操作がしにくいので、頻繁にガソリンタンクを取り外す方にはオススメです。
CPCカップリングはキジマ (kijima) からホースジョイントという名称で販売されています。取り外した際にホース片側の燃料を止める「シングルストッパータイプ」と両側の燃料を止める「ダブルストッパータイプ」の2種類とホースサイズ8mmと6mmの2種類の合計4種類があります。
ガソリンタンクを取り外すと、エアクリーナーボックスが姿を現します。
エアクリーナーボックスの上部のネジを取外して、エアクリーナーボックスのインテークを取外します。
インテークのシール(品番:1AE-14452-00)は、変な癖がついてますね。次回純正パーツを取り寄せる際に、こちらも併せて交換しましょう。
インテークの下にエアフィルターが格納されています。
前回の作業の際にフィルターオイルが少なかったのか、思っていたよりもフィルターが白いです。
K&Nエアフィルターの清掃
K&Nのフィルター清掃といえば、こちらのセットが定番です。フィルターオイルはボトルに入ったものもありますが、エアゾール式(スプレー式)がオススメです。
まずは、水の入っていないバケツなどにK&Nエアフィルターを入れて、フィルター面に満遍なくたっぷりとクリーナーを吹き付けます。
吹き付けた後は、汚れが浮き上がってくるまで10分ぐらい放置します。
その後、低圧の水(私の場合は普通の水道水の水圧)をフィルターの内側から汚れが溜まる外側に向かって流します。フィルターを傷めるので高圧洗浄は厳禁です。
FZ750のエアフィルターは、エアフィルターの内側が汚れが溜まる外側となるので、エアフィルターの外側から水をかけます。結構バケツの中の水も汚れていますね。
K&Nエアフィルターの乾燥
K&Nエアフィルターは清掃後、完全に乾かす必要があります。
変形や劣化を避けるため、直射日光の当たらない屋外に丸一日吊り下げて干しておきました。
K&Nエアフィルターのオイル塗布
完全に乾燥した後、K&Nエアフィルターにフィルターオイルを軽く赤い色が付く程度に満遍なくに吹き付けます。ボトルタイプの場合は付け過ぎてしまうことが多いので、エアゾール式(スプレー式)がベストです。
昔は K&N純正のフィルターオイルはボトル式しかなかったので、私はWAKO’S(ワコーズ)エアーフィルターオイルを使ってきました。
現在はWAKO’S エアーフィルターオイルは廃盤となっていますので、フィルターオイルをこれから購入する方は、K&N フィルターオイル [エアゾール]をお勧めします。
K&Nフィルターの組み付け
K&Nフィルターをエアクリーナーボックスに組み付けます。
エアクリーナーボックスにインテークを組み付けます。
ガソリンタンクに燃料ホースと燃料計のハーネスを取付け、ボルト3本を固定すれば、作業は完了です。
エアクリーナー清掃後、エンジンを掛けましたが、特に問題はありませんでした。
これでエアクリーナー清掃は完了です。