我が家の周辺はとても坂が多いので、電動アシスト自転車のヤマハ PAS Cheer(2020年式)が大活躍しております。
FZ750に比べるととても新しい乗り物ですが、4年も乗ると前ブレーキのブレーキシューも減ってきましたので、交換したいと思います。
パーツの部品番号の確認と調達
PAS Cheerの前ブレーキについては、ブレーキの制動力や不快なブレーキ音など一切の不満はありませんでした。これまでと同じヤマハ発動機の純正ブレーキシューの購入しようと思います。
ヤマハ発動機純正の前ブレーキシューの部品番号は X29-25130-01 で希望小売価格は税込605円です。ヘッドライトアッセンブリと比べると、ブレーキシューは納得できる価格ですね。
ヤマハ純正部品の発注ができる Web!ke(ウェビック)で注文は可能ですが、このブレーキシューのみの注文の場合は、通常配送料は全国一律550円(税込)が掛かってしまいます。(税込3,000円以上で送料無料)
備考を確認すると「BS手配部品」とありますので、ブリヂストン(BRIDGESTONE)の部品番号を確認したところ、こちらのようです。
ブリヂストン(BRIDGESTONE)アルミリム用ブレーキシュー 部品番号 P205LR(4892180)
Amazonでは、BRIDGESTONE純正のアルミリム用ブレーキシュー 部品番号 P205LR(4892180) が見つかりませんでした。参考までに同等品をリンクを掲示いたします。
こちらは、BRIDGESTONE純正のステンレスリム用ブレーキシューです。
BRIDGESTONE ステンレスリム用ブレーキシュー 部品番号 205M-LR(4892178)
前ブレーキのブレーキシュー交換
さて、こちらの袋に入った製品が、ブリヂストン(BRIDGESTONE)アルミリム用ブレーキシュー 部品番号 P205LR (4892180)です。
ブレーキシュー交換作業が容易に行えるように、前ブレーキのブレーキワイヤーを緩めます。
PAS Cheerのブレーキワイヤーを固定しているナットは10mmでした。
ブレーキシューのナットを緩めて取り外します。こちらのナットも 10mmでした。
以下の写真では、メガネレンチと書きましたが、メガネレンチ以外のスパナなど適切な工具であれば問題ないです。
左側が古いブレーキシュー、右側が新しいブレーキシューです。
左の古いブレーキシューは、溝もなくなるぐらい擦り減っていました。
このブレーキシューには向きがあります。ブレーキシューの矢印は自転車の進行方向に向けます。
逆向きだと、水やごみの排出がしにくくなるとともに、ブレーキの鳴きの原因になりますので、正しく取り付けてください。逆向きに取り付けているブログとかありますので、
新しいブレーキシューは、ブレーキを握ったときに適切にリムにあたるような位置に固定します。
適切な位置に仮止めしてから、10mmのレンチで締めます。
折角ブレーキワイヤーを緩めたので、ブレーキワイヤーの内部に注油しておきます。
これはオートバイの整備を行う方ならば、必ず一個もっているといわれる「ワイヤーインジェクター」と呼ばれるワイヤーへの注油を行う工具です。
スプレーの圧力でワイヤー用アウターチューブとワイヤーの間に注油します。油膜が長く維持されるように粘度の高いチェーンオイルを注入しました。(KUREのチェーンオイルは結構べとつくので最近はオートバイには使っていません)
こんな感じでシューっと注油できます。
オイルがワイヤーの先端まで通ると対向側からオイルが出てきますので、適切にオイルを拭き取ってください。
最後に、前ブレーキのブレーキワイヤーを適切な位置で固定します。
レバーの遊びは、前ブレーキ上部で調整します。
前ブレーキレバーを握って、前ブレーキの動作や遊びの間隔を確認します。
併せて、ブレーキシューが正しくリム部分と接しているか、再度確認します。
後ブレーキワイヤーの注油
後ブレーキは今回の作業対象ではありませんが、後ブレーキのワイヤーも注油しましょう!
後ブレーキのワイヤーを緩めます。
ワイヤーインジェクターで後ブレーキワイヤーに注油します。
後ブレーキワイヤーに注油後、適切にワイヤーを固定します。
後ブレーキワイヤーを固定したら、後ブレーキレバーを握って後ブレーキの動作や遊びの間隔を確認します。
これで前ブレーキシューの交換と併せて、前後ブレーキワイヤーの注油も完了しました。
近所を軽く試走行して参りましたが、前ブレーキはブレーキは鳴くこともなくスムーズに動作します。また、前後ブレーキのワイヤーを注油したので、特に後ブレーキのレバーの動作も軽くりました。
こちらは、YAMAHA PAS ヘッドライト交換の記事です。とても明るくなり暗い夜道も快適になりました。