2025年8月1日(金) 晴れ
ジムニーノマド(JC74W)が納車されたら、いつかこのクルマで「スズキ歴史館」を訪れるのがひとつの目標でした。
納車から少し時間が経ちましたが、本日ついにその思いを叶えるべく、「スズキ詣」と称してスズキ歴史館を見学します。
そしてその足で、ヤマハの世界観に触れるべく「ヤマハ発動機 コミュニケーションプラザ」にも立ち寄ります。
東京から浜松
浜松までは結構距離がありますので、朝6時に自宅を出発しました。
一般道から東名高速道路、新東名高速道路を経由して浜松のズズキ歴史館を目指します。
新東名高速道路 駿河湾沼津SA(下り)
平日の下り方向なので、東名高速道路も順調に流れてました。
御殿場JCTで新東名高速道路に入ったら、新東名高速道路 駿河湾沼津SA(下り)で休憩です。
沼津の空は素晴らしい青空ですね。

NEOPASA駿河湾沼津の館内でちょっと休憩です。

クルマに戻る前に、少し風景を眺めました。
駿河湾の向こう側に伊豆半島が見えます。良い眺めですね。

このあと、遠州森町PA(下り)でひと休みし、浜松浜北ICで新東名高速道路を下りました。
高速道路の移動では、やはりACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)のありがたみを実感します。完全に任せきりにするつもりはなくても、右足を少し休ませられるだけで、長距離運転の疲労感がずいぶん違います。
正直、ジムニーノマドを購入する前は「ACCなんてなくてもいい」と思っていましたが、いざ使ってみると、その快適さにすっかり慣れてしまいました。今では、ACCなしの運転には少し戻れないかもしれません。
スズキ歴史館
浜松浜北ICから国道152号を経由してスズキ歴史館に到着です。
施設名 | スズキ歴史館 |
住所 | 静岡県浜松市中央区増楽町1301 |
電話番号 | 053-440-2020 |
開館時間 | 9:00~16:30 |
休館日 | 月曜日、年末年始、夏季休暇等 |
入場料 | 無料 |
予約 | 完全予約制(予約のリンクはこちら) |
URL | https://suzuki-rekishikan.jp/ |
スズキ歴史館 駐車場
こちらがスズキ歴史館の駐車場です。こちらの駐車場では誘導スタッフの方が笑顔で迎えてくださり、丁寧に駐車の案内をしてくれます。
その方はとても気さくで、来館者一人ひとりに自然に声をかけてくださる姿が印象的でした。
今回は、ノマドでの高速道路の話題を少しだけ交わしましたが、来館者を心から歓迎してくださっているのが伝わってきました。
誘導スタッフの方はヤマハのバイク(FZ750)で伺ったときも「大事にされてますね」とにこやかに声を掛けて頂きました。他メーカーのバイクや車でも大丈夫です。

ジムニーノマド 横断幕
スズキ歴史館のすぐ向かいには、スズキ本社があります。
歴史館の駐車場に入ろうとしたとき、本社のフェンスに掲げられた「ジムニーノマド」の横断幕が目に留まり、思わず目が釘付けになりました。
自分の愛車の横断幕が掲げられているのを見ると、なんだか嬉しくなりました。
ジムニーノマドを歴史館の駐車場に停めたあと、地下道を通って本社側へと渡ってみました。

こちらが、スズキ本社のフェンス掲げてあるジムニーノマドの横断幕です。「新型 ジムニーノマド 誕生」と力強く書かれております。
ジムニーノマドは発表からわずか数日で受注が停止され、現在も納車の遅れが報じられております。そのため、こうした横断幕を目にできる機会も、しばらくは限られそうです。

それでは、スズキ歴史館に入館です。
受付を済ませたら、注意事項をモニターの動画で確認してから見学開始です。

魔改造の夜 チームSズキ
1階にはジムニー関連の展示はありませんので、正直、素通りするつもりでした。
ところが、ふと目に入ったのは、NHKの人気番組「魔改造の夜」に参戦した“チームSズキ”の作品展示。
展示スペース自体はそれほど広くはありませんが、そこに並ぶ作品からは、番組さながらの熱気と情熱がひしひしと伝わってきたので、足を止めてじっくり見入ってしまいました。

こちらは、電動マッサージ器による25mドラッグレース「DENRACE Solo」の本番機(1.5号機)です。“チームSズキ”がNHKの「魔改造の夜」で披露した、あの熱い挑戦の一台です。
この放送は私もリアルタイムで視聴しており、ブラシの力で爆走する姿には思わず笑ってしまうほどの痛快さがありました。
まさかその実機を目の前で見られるとは思っていなかったので、感動もひとしおです。

こちらは、水鉄砲でバースデーケーキのロウソクを吹き消すというユニークな競技「ワニワニVanBangBurn!」に登場した、“Burn-魔鈴ちゃん”です。
複雑な構造とギミックが詰め込まれた意欲作でしたが、その設計の難しさが仇となり、残念ながら思うような結果には至りませんでした。
それでも、挑戦の姿勢と発想の面白さは良かったです。

スズキ公式のWebサイトでは相当熱量の多いページを作ってます。
番組放送後も「魔改造やりきり活動」と称して、もっと研究開発していたみたいですよ。
2階は「現在のクルマづくり」に関する展示です。
デザインから工場での生産まで学ぶことができます。

ジムニーシエラ(JB74W) カットモデル
2階の展示で一番注目なのは、ジムニーシエラ(JB74W)のカットモデルです。
このジムニーシエラのカットモデルは社内の試作部門で制作されたそうです。
型式K15B型のエンジン位置やラダーフレームの構造がよくわかりますね。

こちらは、ジムニーシエラの正面です。
エンジンは正面から見るとやや右側に傾いた位置で車体に搭載されていることを初めて知りました。

こちらはジムニーシエラのエンジンルームです。正面だけでなく、左側もカットされていて、内部構造がよく見える展示になっています。
改めて眺めてみると、「ちゃんとDOHC16バルブなんだなぁ」と、なんだかほほえましくなってしまいました。小さなボディに詰め込まれた本格的なエンジン構造に、ジムニーらしいこだわりを感じました。

こちらはジムニーシエラの機械式副変速機部分です。
車体下部に配置された副変速機とプロペラシャフトの位置関係を、こうして間近で確認できるのは、カットモデルならではの醍醐味ですね。
普段は見えない部分が可視化されていて、ジムニーの本格的な4WD機構への理解がぐっと深まります。

こちらはジムニーシエラの左後方です。
ラダーフレームが後方までしっかりと見えて、ジムニーの堅牢な骨格がよく分かります。
こうしてフレームの全体像を間近で確認できるのは、カットモデルならではの魅力ですね。ジムニーノマドのフレームも並べて見比べてみたくなりますね。

マルチ・スズキ社のグルガオン工場
ジムニーシエラのカットモデルの先には、スズキの国内外の工場についての展示があります。
こちらはインドにあるスズキの工場の紹介パネルです。インドには4つの工場があり、ジムニーノマドはマルチ・スズキ社のグルガオン工場で生産されています。
グルガオン工場は土地面積は120万㎡(東京ドーム約25.7個分の広さ)、従業員は14,000人、年間27万7千台の生産能力があるそうです。

3階は「ものづくりの歴史」に関する展示です。
スズキは創業時は織機メーカーでした。初代社長「鈴木道雄」が発明した「杼箱上下器搭載の足踏み式織機」の展示など創業から約40年間の鈴木式織機の歴史を学べます。

こちらは、スズキ株式会社の初代社長 鈴木道雄氏の銅像です。
スズキの創業者として、織機から始まり、二輪車・四輪車へと事業を広げ、日本のものづくりに大きな足跡を残した人物です。
その功績を讃えるこの銅像は、スズキの歴史と精神を象徴する存在として、訪れる人々を迎えてくれます。

スズライトSS – 1955年
こちらは、スズキが1955年に初めて市販した4輪自動車「スズライトSS」です。
空冷2サイクル360ccエンジンを搭載した、コンパクトで愛らしいスタイルが特徴の軽自動車です。
当時の日本の道路事情や生活スタイルに合わせて設計されたこの車は、スズキの四輪車開発の原点とも言える存在です。
その小さなボディに込められた技術と情熱を感じると、今のスズキ車にも通じる“ものづくり精神”が見えてくるようです。

奥へと進むと、歴代のジムニーがずらりと展示されています。
時代ごとのデザインや技術の進化が一目でわかる構成になっていて、ジムニーファンにはたまらない空間です。それぞれのモデルに込められた思想や背景を感じながら、じっくりと見て回ることができます。

ジムニー(LJ10) – 1970年
こちらは1970年に発売された、初代ジムニー(LJ10)です。
軽自動車規格に収まるコンパクトなボディに、空冷2サイクル359ccエンジンを搭載。悪路走破性に優れた本格4WDとして登場し、“軽くてタフなオフローダー”として高く評価されました。
エンジン形式 | 空冷2サイクル2気筒 |
総排気量 | 359cc |
最高出力 | 25.0ps/6,000rpm |
最大トルク | 3.4kgm/5,000rpm |

こちらは、初代ジムニー(LJ10)のインテリアです。
ボディ同色で仕上げられたシンプルなダッシュボードが、当時の雰囲気をそのまま伝えていて、どこか懐かしくも新鮮な印象を受けます。
シフトレバーのすぐ後ろには、2WDと4WDを切り替えるためのトランスファーレバーが配置されており、助手席側のダッシュボードには丈夫そうなグリップもついています。
これらの構成は、現代のジムニーにも脈々と受け継がれていて、ジムニーらしさの“原型”を感じることができます。

初代ジムニー(LJ20) – 1972年
こちらは、1972年に発売されたジムニー(LJ20)です。
初代LJ10の後継モデルとして登場し、新たに水冷2サイクルエンジンを搭載。これにより、馬力やトルクが向上し、登坂能力などの走行性能が大きく進化しました。
また、ヒーターの効率も改善されるなど、快適性や実用性も向上。ジムニーが“本格4WD軽自動車”としての地位を確立していく過程を象徴する一台です。
エンジン形式 | 水冷2サイクル2気筒 |
総排気量 | 359cc |
最高出力 | 28.0ps/5,500rpm |
最大トルク | 3.8kgm/5,000rpm |

ジムニー(LJ20)のインテリアです。
ボディ同色で仕上げられたシンプルなダッシュボードなど初代ジムニー(LJ10)を踏襲していますが、フロアにビニールシートが引かれていたり、暖房の吹き出し口が付いたりと細かい点が改良されています。
見た目の素朴さの中に、使い勝手や快適性を少しずつ高めていこうとする工夫が感じられます。

ジムニー55(SJ10) – 1979年
1976年の軽自動車規格改定に伴い、ジムニーは「ジムニー55」として生まれ変わり、排気量が539ccに拡大されました。
こちらはその1979年のマイナーチェンジ版です。マフラー構造の変更や、幌の側面・後部の窓が大型化されるなど、使い勝手や快適性が向上しています。
また、エンジンや補器類の搭載に伴うスペースの制約から、LJ20に比べてボンネットが高く盛り上がり、冷却用のスリットが設けられているのも特徴的です。機能性を追求しながらも、ジムニーらしい無骨な魅力がしっかりと受け継がれています。
エンジン形式 | 水冷2サイクル3気筒 |
総排気量 | 539cc |
最高出力 | 26.0ps/4,500rpm |
最大トルク | 5.3kgm/3,000rpm |

ジムニー(SJ30) – 1981年
こちらは、1981年に発売されたジムニー(SJ30)です。
それまでのジープ風で無骨な“軍用車スタイル”から一転、よりスポーティで親しみやすいデザインへと大きく刷新されたモデルです。
直線を基調としたデザインの中にも少し丸みを帯びたボディラインや、乗用車としての快適性を意識した内外装は、ジムニーがより幅広いユーザー層に受け入れられるきっかけとなりました。
このモデルから、ジムニーは“本格4WD”でありながらも、日常使いにも適した存在として進化を遂げていきます。
エンジン形式 | 水冷2サイクル3気筒 |
総排気量 | 539cc |
最高出力 | 28.0ps/4,500rpm |
最大トルク | 5.4kgm/2,500rpm |

こちらは、ジムニー(SJ30)のインテリアです。
金属製で無骨だったダッシュボードは、乗用車らしい樹脂製のダッシュボードとなり、より親しみやすく快適な印象に仕上がっています。助手席側のグリップも健在です。
また、四角い枠に収まった丸型メーターは、現代のジムニーに乗る私にも親近感が湧くデザインです。

スズキ歴史館に展示されているジムニーは以上となります。
もう少し新しいジムニーも展示されるとよいですね。
お土産コーナー
展示を見終えたら、1階のお土産コーナーに立ち寄ります。
スズキマニアに愛用される湯呑や前掛けなどの定番商品の向こう側にあるものを発見しました。

なんと!ジムニーノマドのTシャツです!
ジムニーグッズは色々ありますが、ジムニーノマドのグッズは初めて見ました。
このTシャツはサイズはLのみ、税込4,400円とちょっとお高かったですが、旅先で財布のひもが緩んでしまい購入してしまいました。

とんかつ八兵衛 入間店
スズキ歴史館を堪能した後はランチを頂きます。
2024年の企業ミュージアム見学ツーリングの際にも立ち寄った「とんかつ八兵衛 入間店」で、今回もランチをいただきました。
こちらのお店では、鹿児島県産のブランド豚「たから豚」を使用しているそうです。静岡に来て鹿児島の豚?と思いつつも、その柔らかさと旨味に納得。やはり美味しいものに産地は関係ないですね。
さらに、50台分の無料駐車場があるのも嬉しいポイント。ランチタイムでもクルマで気軽に立ち寄れるのはありがたいです。

本日は平日ということで、「平日限定特別価格のお得なランチメニュー」から選ぶことができました。
いろいろと悩んだ末に選んだのは、前回と同じ「たから豚 ロースかつランチ(150g)」。
結局これに落ち着いてしまうのは、やはり美味しいからです。

たから豚 ロースかつランチ(150g)です。平日ランチなので1680円(税込)です。
ご飯、みそ汁、千切りキャベツはおかわり自由なので腹ペコさんも大満足と思います。

サクッと揚がった衣に、ジューシーで旨味のある「たから豚」。何度食べても満足度の高い一品です。
浜松の老舗「トリイソース」さんと共同開発された野菜たっぷりソースで頂くのもよし、4種類の塩で頂くのもよしです。
大満足でした。ご馳走様でした。

ヤマハ発動機 コミュニケーションプラザ
一般道で小一時間ほど移動すると、ヤマハ コミュニケーションプラザに到着です。
施設名 | ヤマハ発動機 コミュニケーションプラザ |
住所 | 静岡県磐田市新貝2500 |
電話番号 | 0538-33-2520 |
開館時間 | 開館日A 9:00~17:00 開館日B 10:00~17:00 |
休館日 | 公式サイト(以下URL)を確認ください |
入場料 | 無料 |
予約 | 不要 |
URL | https://global.yamaha-motor.com/jp/showroom/cp/ |
二輪車はコミュニケーションプラザの前に駐車できますが、四輪車は道路の北側にあるお客様駐車場に駐車します。

こちらが、ヤマハ発動機 コミュニケーションプラザの建物です。

コミュニケーションプラザの入口にある案内板には、ヤマハ発動機の歴代の名車が描かれています。
その中にFZ750も描かれておりました。オーナーとしてはちょっとうれしいですね。

一階のシンボルゾーンでは、Individuality 〜XSRによる「多彩なライフスタイル」という展示が行われていました。
ヤマハの展示はゆったりとそして美しくて、センスの良さを感じますね。

FZR1000(2GH) – 1987年
今回の展示では残念ながらFZ750の姿は見られませんでしたが、代わりに1987年式のFZR1000(2GH)がピカピカの状態で展示されていました。
カウルやその他のパーツには再塗装されたような雰囲気はなく、まるで当時の新車そのままの姿を保っているかのような美しさ。年月を感じさせない保存状態に、思わず見入ってしまいました。
FZ750を楽しみにしていた分、少し残念ではありましたが、FZR1000の存在感とコンディションの良さに、しっかりと心を奪われました。

こちらはプラザショップ(お土産コーナー)です。

柴田制作所の精巧なオートバイのイラストも多数ならんでおります。

ヤマハ発動機コミュニケーションプラザをじっくりと堪能したあとは、新東名高速道路を使って帰路につきました。
念願だったジムニーノマドでの「スズキ詣」、そしてヤマハ発動機コミュニケーションプラザの見学。どちらも期待以上の充実した内容で、クルマ好き・バイク好きにはたまらない一日となりました。
スズキ歴史館やヤマハ発動機コミュニケーションプラザに興味がある方はこちらも併せてご覧ください。