ジムニーノマド アイドリングストップキャンセラー取付け(その1:ボンネット内に取付けるカプラーは問題あり)

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ジムニーノマド

作業日:2025/6/7
走行距離:1159Km

現行のジムニー(JB64W)/ジムニーシエラ(JB74W)と同様にジムニーノマド(JC74W)もアイドリングストップ機能がついております。

この煩わしいアイドリングストップ機能を無効化したいと思います。

調査時点(2025年5月)の段階ではジムニーノマド用は見つかりませんでしたが、ジムニー/ジムニーシエラ用でジムニーノマドでも使用できるものがないか、人柱覚悟で試してみたいと思います。

アイドリングストップキャンセラーの種類

ジムニー(JB64W)/ジムニーシエラ(JB74W)ではアイドリングストップのキャンセルさせる装置は、大きくは2種類のパーツがあります。

1.ボンネット開閉センサーに取り付けるカプラー

ジムニーはボンネットが開いていると、アイドリングストップが作動しないことを逆手にとり、このカプラー(コネクター)を付けることで電気的には常にボンネットが開いている状態と認識させるものです。

ジムニーノマド(JC74W)の取扱説明書 3-17には「セキュリティアラーム(警報装置)はボンネットを閉じた状態で、ドアをキーレスエントリーまたは、キーレスプッシュスタートシステムのリクエストスイッチで施錠すると約20秒後に設定される」と記載されています。

すなわち、ボンネット開閉検知配線に取り付けるカプラーを取付けるとセキュリティアラームが無効になりますので、ジムニーノマドには取付けないことをお勧めします。

2.アイドリングストップオフスイッチに取付ける回路

エンジン始動後にアイドリングストップオフスイッチを1度だけ押した状態する回路です。アイドリングストップスイッチと車両ハーネスの間に取付けます。

この回路を動作させるためヒューズ付近から電源を取る製品やパーキングセンサースイッチ電源を取る製品があるようです。

アイストキャンセラーの取付け記事はこちらです。

ボンネット開閉センサーに取り付けるカプラーの取付け

ジムニーノマドのボンネットを開けると、ボンネットの開閉を感知するスイッチ及びハーネスがありました。、ボンネット開閉センサーに取り付けるカプラーを購入して試してみたいと思います。

こちらがAmazonから届いたアイドリングストップキャンセラーのカプラー(コネクター)です。

海外(中国あたり?)で生産された簡素なパッケージに包まれた商品ですが、純正カプラーと同形状の防水コネクターを用いた製品のようです。

ジムニー JB64W/JB74W用 アイドリングストップ キャンセラー
ジムニー JB64W/JB74W用 アイドリングストップ キャンセラー

ご覧のようにジムニーノマド(JC74W)にもボンネットの開閉を検知するスイッチが付いていました。

ジムニー(JB64W)/ジムニーシエラ(JB74W)とそっくりですね。

ジムニーノマド(JC74W)にもボンネットの開閉を検知するスイッチが付いていた
ジムニーノマド(JC74W)にもボンネットの開閉を検知するスイッチが付いていた

ボンネットの開閉センサーのコネクタを取り外します。

ジムニーノマドのボンネットの開閉センサーのコネクタを取り外す
ジムニーノマドのボンネットの開閉センサーのコネクタを取り外す

取り外したコネクタの両側にアイドリングストップキャンセラーのコネクターを取付けます。

写真下側は車両に固定されていますが、写真上側はぷらぷらするので、コネクターが遊ばないタイラップで車両ハーネスと固定します。

取付け前は、海外製なのでコネクターの緩みや防水など心配していましたが、比較的ガタもなくスムーズにコネクターを接続することができました。

これならば長期間使用しても問題は生じないように私は感じました。

ジムニーノマドにアイドリングストップキャンセラーのコネクターを取付け
ジムニーノマドにアイドリングストップキャンセラーのコネクターを取付け

作業は以上で終了です。

ボンネットを閉めて、動作確認を行いましょう。

アイドリングストップキャンセラーの動作確認

アイドリングストップキャンセラー取付け後、警告灯などは点灯していないことを確認しました。

その後、市街を少しドライブしましたは、アイドリングストップOFFのLEDは消灯したままですが、アイドリングストップ機能が停止されていることが確認できました。

ジムニーノマドにアイドリングストップキャンセラー取付け後は、アイドリングストップOFFが消灯している
ジムニーノマドにアイドリングストップキャンセラー取付け後は、アイドリングストップOFFが消灯している

ボンネット開閉センサーに取り付けるカプラーの問題点

ボンネット開閉センサーに取り付けるカプラーを取付けた後、アイドリングストップしなくなったので、気分良く乗っておりました。

ところが、X(旧Twitter)で63GARAGEさんから以下のようなコメント頂きました。

はじめまして。質問失礼します。 当方のノマドは、キャンセラーを取り付けたら、イモビライザー及びセキュリティアラームが作動しなくなりましたが大丈夫でしたか?


ボンネット開閉センサーに取り付けるカプラーを取付けた後、警告灯が点灯しないことは気にしましたが、イモビライザーやジムニーノマド純正のセキュリティアラームの動作は全く頭の中にありませんでした。

ジムニーノマドの実車で確認したところ、ボンネット開閉センサーに取り付けるカプラーを取付けた状態ではセキュリティアラームは動作しませんでした。


ジムニーノマドの取扱説明書を確認したところ、3-17に以下のように記載されておりました。

セキュリティアラーム(警報装置)

セキュリティアラームは、ボンネットを閉じた状態にて、ドアをキーレスエントリーまたはキーレスプッシュスタートシステムのリクエストスイッチで施錠すると、約20秒後にセットされます

ジムニーノマドの取扱説明書 3-17
引用元)スズキ ジムニーノマド 取扱説明書 3-17

ジムニーノマドにボンネット開閉検知配線に取り付けるカプラーを取付けるとアイドリングストップ機能は無効化できるが、セキュリティアラームも無効化となります。ジムニーノマドには取付けないことをお勧めします。

63GARAGEさんからコメントを頂かなければ、全く気が付きませんでした。
本当に感謝しております。ありがとうございました。


次回はアイストキャンセラーを取付けます。

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