作業日:2025/5/18
走行距離:211Km
今回はミラー一体型ドライブレコーダーのPioneer VREC-MS700Dを取付けます。
前後撮影ができるドライブレコーダーは今時必須と思っていましたが、ミラー一体型が良いかどうかは正直悩んでいました。
Pioneer VREC-MS700Dの選定理由と取付け作業について記載します。
Pioneer VREC-MS700D 選定理由
Pioneer DMH-SF700を選定理由は以下のとおりです。
- ミラー一体型ドライブレコーダーを純粋に試してみたかった
ルームミラー部分がモニターになるので運転時に目障りになるかちょっと悩んでいました。それを上回るほど夜間やトンネル内などの後方視界が改善される点は試して見たい点でした。 - 前後カメラが370万画素である点
前後のカメラともフルHD200万画素(1920×1080)を上回る370万画素(2560×1440)である点は録画するなのであれば大きなメリットと思います。 - 駐車監視機能
オプションの駐車監視ユニット「RD-DR003」を用いることで、エンジンオフ時の時でも衝撃検知時に録画することができます。 - Pioneer DMH-SF700とも馴染む点
DMH-SF700は9インチのディスプレーオーディオです。それとPioneerのロゴを揃えてみました。
今回準備したパーツや工具など
Pioneer ミラー一体型ドライブレコーダー VREC-MS700Dです。
VREC-MS700D専用の駐車監視ユニットです。
VREC-MS700Dで利用できる最大容量256GBのmicroSDカードです。信頼のSanDisk製品を選定しました。
内装はがしと通線ワイヤーのセットです。このくらいの工具で普通に作業ができました。
両面テープなどの貼り付け前の脱脂はこれ一本あれば大丈夫です。
配線作業にはビニールテープではなくハーネステープがあると便利です。
Pioneer VREC-MS700D 取付け
前作業で純正バックアイカメラを取付けたので、カーナビ取付けスペースのインパネガーニッシュとグローブボックス、助手席からラゲッジルームまでの内装パネルは取り外された状態のままです。
リアカメラ接続ケーブル配線経路
VREC-MS700Dのリアカメラはリアガラスの上部に取り付けます。リアカメラ接続ケーブルはここからルームミラー部分まで通線する必要があります。
リアウインドウの窓枠を添わせて、リアデフォッガーの配線付近からリアゲートの中を通し、蛇腹を経由して車体側に引き込みます。
先に取り付けたバックアイカメラの配線に沿わして、フロントまで配線します。

バッテリーのマイナス端子取外し
まずはバッテリーのマイナス端子を外してから作業に取り掛かります。
ラゲッジルームの右側内張りの取外し
ラゲッジルームの右側内張りを取り外すためには、ラゲッジボードと右側リアシートバックの取外しが必要です。
まずはラゲッジボードを取り外します。クリップを2か所取り外して持ち上げるだけです。

次に右側のリアシートバックを取り外します。
車体の中心側のボルトを取り外して、プラ部品を取り外します。

このプラ部品は左手で下から押し上げる力を掛けながら、差し込んだマイナスドライバーを車体後方に倒すと外れます。

プラ部品を外したら、シートバックのボルト付近の留め具をずらして、右側リアシートバックを外します。

クリップ4か所を取り外して、ラゲッジルームの右側内張りをケーブルが通せる程度に軽く取り外します。

これで、ラゲッジスペースからリアゲートとつながる蛇腹の通線が可能となりました。

リアゲートの内張り取外し
リアゲートの内張りはジムニーやジムニーシエラ同様にクリップで固定されています。
へらを使って、丁寧にクリップを外していきます。

ジムニーノマドのリアゲート内張りのクリップ固定箇所はジムニーやジムニーシエラと同じの13か所です。

リアカメラと配線を仮配線を行い、リアゲート側でのリアカメラ配線の経路を確認しました。

車体とリアゲート間の蛇腹通線
ジムニーノマドの車体とリアゲート間の蛇腹にリアカメラ配線を通線します。
リアカメラ配線は車体側よりもリアゲートの方が短いので、車体側から通します。

蛇腹を車体に固定したままでは通線が厳しかったので、蛇腹を外して通線しました。
通線ワイヤーにリアカメラの配線を括り付けて、保護のためにハーネステープを巻いてから通線しました。

通線時に他のハーネスに力が掛からないよう、ハーネステープ部分にはシリコンルブを少し塗ったので、するりと通線できました。
シリコンルブはゴムや樹脂などを侵さないので通線時にも便利です。
リアカメラ取付け
Pioneer VREC-MS700Dのリアカメラをリアウインドウの中央最上部に貼り付けました。
このリアカメラ固定部はとてもコンパクトなので熱線を避けて固定できます。そして、リアワイパー可動範囲なので雨天の後方確認も問題ありませんでした。
但し、リアカメラ接続ケーブルが太いので、リアゲートとリアウィンドウの間に配線を隠すことができませんでした。

リアウインドウ横部分からはリアゲートの間にリアカメラ接続ケーブルを隠すことができました。

リアウインドウ下部のデフォッガー(熱線)の配線あたりでリアカメラ接続ケーブル下ろしました。

Pioneer VREC-MS700Dのリアカメラ接続ケーブルは太いのでデフォッガーの配線が通る穴を通すことができませんでした。
リアゲート部分はもう少し細い4極の延長ケーブルを用いてケーブルを隠蔽することも検討します。

リアカメラ接続ケーブルはこんな感じとなりました。
ジムニーノマドのリアゲート内張りを取付けたらリアデフォッガーカバーを被せます。

ラゲッジルーム配線
リアカメラ接続ケーブルはラゲッジルームの右側内張りから左側内張りまで通します。
ラゲッジボードの下にあるジャッキが格納されている発泡スチロールの下を通します。

リアカメラ接続ケーブルはハーネステープで軽く固定します。

ラゲッジルームの左側内張りから助手席のグローブボックスまでは純正バックアイカメラの配線と一緒に敷設します。

左側フロントピラーカバー取外し
Pioneer VREC-MS700Dのリアカメラ接続ケーブルはミラー一体型ドライブレコーダーの本体と接続します。ルームミラーまで通す必要があります。
また、グローブボックス裏に取り付けた駐車監視ユニット(RD-DR003)のアダプターから電源ケーブルもルームミラーまで通す必要があります。
それでは、左側フロントピラーカバー付近のゴムカバーを外します。

左側フロントピラーカバーはクリップ2か所と下部の爪で止まっています。
工具は使用せず、手で手前に引くだけで取外しできます。
リアカメラ接続ケーブルと電源ケーブルは既存の車両ハーネスに固定して、フロントガラス上部まで通します。

ルームミラー周辺の通線
リアカメラ接続ケーブル、フロントカメラ接続ケーブル、電源ケーブルをフロントガラス上部からルームミラー取付け部分まで通します。
後部シート警告灯が付いているカバーは手で引っ張ると取り外すことができます。

通線用のワイヤーを用いて、リアカメラ接続ケーブル、フロントカメラ接続ケーブル、電源ケーブルをフロントガラスの助手席側から通します。
ルームミラー付近の白いコネクターが付いた配線は後部シート警告灯のものです。

Pioneer VREC-MS700Dのリアカメラ接続ケーブル、フロントカメラ接続ケーブル、電源ケーブルの3本のケーブルはルームミラー部分まで通すことができました。

VREC-MS700Dのフロントカメラと本体取付け
VREC-MS700Dのフロントカメラをフロントガラス上部に取り付けました。
その後、VREC-MS700D本体もルームミラーに被せて、ゴムバンドで固定しました。
配線も目立たないように隠して、取り付けは完了です。

ルームミラー上部のカバーからVREC-MS700Dに延びる配線はこんな感じに目立たないように取り回しました。

VREC-MS700Dの動作確認
取付けが完了したので、少し走ってVREC-MS700Dの動作確認を行いました。
以下は従来のルームミラーと同じぐらいの距離感となる2倍のリアカメラの映像です。
眩しくないぐらいに液晶の調整していますが、はっきりと見やすい映像です。

前後カメラ表示に切り替え、フロントカメラの映像も確認しました。
前後のカメラとも正常に動作しています。

動作確認後、内装パネルなどを組み戻しました。
無事にミラー一体型ドライブレコーダーであるVREC-MS700Dを取付けることができて安心しました。
次回はETCの取り付けです。