我が家の周辺はとても坂が多いので、電動アシスト自転車のヤマハ PAS Cheer(2020年式)が大活躍しております。
FZ750に比べるととても新しい乗り物ですが、最近ヘッドライトが点灯しなくなってしまいました。11月になり日没時間も早くなったので、早急な対応が必要です。
ヘッドライトが点灯しない原因の調査
このPASのヘッドライトは、バッテリーから電気が供給されます。テスターを用いてどこまで電気が来ているのか確認します。
電動アシスト自転車の電源を入れ、ライトスイッチをオンにしたところ、ヘッドライト直前のコネクターまで 約25Vの電気が来ていることがわかりました。ヘッドライトアセンブリの不具合のようです。
純正ヘッドライトの価格
PASもヤマハ発動機の製品ですので、ヤマハ発動機 PC版パーツカタログ で部品の価格を調べてみました。
ヘッドライトアセンブリ(部品番号 X93-84100-10)希望小売価格(税込)5,445円
最近のヤマハ発動機の純正部品の金額の高さにはかなり泣かされておりますが、この程度の作りのLEDヘッドライトがこの金額では、純正部品での修理は諦めざるを得ないです。
社外LEDヘッドライトの選定
PAS純正ヘッドライトアセンブリの裏面には、25.2V 0.4Wとの記載があります。電動アシスト自転車のライトの電圧が25Vもあるのかとちょっと驚きました。この電圧では一般的な自転車のライトは流用できませんので、慎重に製品を選定しなくてはなりません。
Amazonで25Vで利用できるLEDヘッドライトをあれこれ探しました。今時は電動自転車(EBIKE)の部品として、幅広い電圧で動作できるLEDヘッドライトが販売されているんですね。
検討の結果、動作電圧 DC12V~72Vに対応するのこちらの中華LEDヘッドライトを購入しました。2023年11月11日時点の価格は 2,118円(税込)でした。
翌日、中華LEDヘッドライトが届きました。梱包の中はプチプチに包まれているライト本体のみで、説明書やマニュアルのようなものはありませんでした。
YAMAHA PASのヘッドライトアセンブリのコネクタは、日本圧着端子製造(JST) 025型 JWPF 防水 2極 カプラーですので、このヘッドライトはここまま接続はできません。
まずは動作確認を行います。中華LEDヘッドライトに壊れたヘッドライトアセンブリの配線を仮接続してライトが点灯するか確認します。
配線は以下のように接続しています。
PAS純正ライト(ピンク)- 中華LED(赤)
PAS純正ライト(黒)- 中華LED(青)
YAMAHA PAS本体の配線に中華LEDヘッドライトを接続。無事に点灯することが確認できました。PAS純正ヘッドライトアセンブリと比較するとかなり明るいヘッドライトです。
中華LEDヘッドライトの取り付け場所を検討します。
純正ヘッドライトアセンブリの取り付け位置に固定するにはステーなどが必要です。
自転車の左側とはなりますが、フロントリフレクターの場所は取り付けにはベストですね。ここに取り付けるのに適切となる配線の長さをマーキングします。
社外LEDヘッドライトの加工
YAMAHA PASのヘッドライトアセンブリのコネクタは日本圧着端子製造(JST) 025型 JWPF 防水 2極です。Amazonで入手可能です。中華ヘッドライトにこのカプラーを取り付けるのが最良の接続方法と考えます。
でも、私は少しでも早くヘッドライトを取付けたかったので、中華LEDヘッドライトの配線とPAS純正ヘッドライトアセンブリの配線を固定しました。屋外で使うものなので、のちのちのトラブルが生じないようにはんだ付けの上で熱収縮チューブで防水を行いました。
配線をよじってからはんだ付けです。
はんだで固定した場所に熱収縮チューブを移動させて、熱を加えて収縮させます。
さらに熱収縮チューブで上からカバーします。
こちらがPASに取り付けた状態です。
このコネクターの位置はもう少し目立たない、カゴ下あたりのほうがよかった気がします。
社外LEDヘッドライトの取付け
PAS純正ヘッドライトアセンブリと比較するとかなり明るいライトです。意外とヘッドライト本体のリフレクターの向きがしっかりしているので、光軸を下げて対向車や歩行者に配慮できる点もよいです。
純正の配線を利用して取り付けましたので、ヘッドライトの自動点灯やハンドル部分のスイッチでのライトのオンオフもこれまでどおり使えます。
2024年11月追記
ヘッドライト交換から約1年たちますが、このヘッドライトは問題なく動作しております。YAMAHA PAS純正ライトよりも明るいので、夜道も安心です。
YAMAHA PAS に関する記事もご覧いただけると嬉しいです。