2025年12月28日(日)晴れ
走行距離:6725Km
先日、メルカリでジムニー ノマドの新品タイヤ付純正ホイールを購入しました。
現時点の走行距離は6725Kmなので、タイヤローテーションの推奨は約5000km毎なので、少し過ぎていますが、スペアタイヤ含めて5本のタイヤでローテーションを行いたいと思います。
併せて、スペアタイヤ用のスズキ純正センターキャップも購入したので、取り付けます。
なぜタイヤローテーションが必要なのか?
タイヤは車の前後や左右で負担のかかり方が異なるため、同じ位置で使い続けると摩耗に偏りが生じます。
前輪はステアリング操作による摩耗が大きく、後輪は駆動力による負担が増えます。この偏摩耗を放置すると、タイヤ寿命が短くなるだけでなく、走行安定性や燃費にも悪影響を与えます。
タイヤローテーションを定期的に行うことで、摩耗を均一にし、タイヤを長持ちさせることができます。また、グリップ性能を維持し、安全性を高める効果もあります。
ジムニーノマドのオーナーズマニュアルによると、5000km毎のローテーションが推奨されております。
タイヤ4本と5本のタイヤローテーションの違い
スペアタイヤも同一銘柄のタイヤが付いた純正ホイールなので、5本のタイヤローテーションを行います。タイヤの入れ替える順番は、ジムニーノマド オーナーズマニュアルに従って実施します。
4本のタイヤローテーションは、車体から2本のタイヤを取り外しますが、5本のタイヤローテーションの場合は、車体から取り外すタイヤ1本だけなので、ジャッキアップ作業が比較的容易にできます。

ジムニーノマド オーナーズマニュアルより抜粋

ジムニーノマド オーナーズマニュアルより抜粋
ジムニーノマドのジャッキアップ方法
ジムニーノマド オーナーズマニュアルによると、車載ジャッキを用いたジャッキアップとガレージジャッキ(市販品)を用いたジャッキアップについて記載されています。
車載ジャッキを用いたジャッキアップ
ジムニーノマドの車載ジャッキを用いる場合、ジャッキ上面の穴をサスペンションアームのボス部にはめて、ジャッキアップを行います。

ジムニーノマド オーナーズマニュアルより抜粋
ガレージジャッキ(市販品)を用いたジャッキアップ
フロントのジャッキアップポイントは、フロントデフよりも少し車体センターに補強された箇所、リアのジャッキアップポイントは、リアデフとなります。
ジャッキアップした車体を保持する際は、必ずリジットラック(通称:ウマ)に掛け替えてください。
必ず接地側のタイヤの前後に輪止めを置いてくださいと記載されています。

タイヤローテーションに使用する工具
今回のタイヤローテーションはタイヤ1本づつ交換するので、車載ジャッキを用います。
それ以外には、これらの工具などを用います。
私はインパクトは使いませんが、Ko-Kenインパクトホイールナット用ソケット 19mmはお気に入りです。薄肉ですが、ホイールの傷付きを防止する樹脂製ホイールプロテクターが付いている点や手でも回しやすい点も良いです。
タイヤ交換に丁度よい長さの440mmのスピナーハンドルです。私はジムニーノマドのジャッキ収納スペースに上記のソケットとこのスピナーハンドルをセットで収納しています。
そして、万一に備えて、こちらの輪止めを2個使っています。
プラスチックではなく、ゴムのグリップ力が万一の時に役立つと思ってます。
タイヤや工具などを地面に直置きしたくないので、このブランケットを使っています。
こちらのハーフサイズはタイヤを置く際にも丁度よい大きさで使い勝手がよいです。
タイヤローテーション作業
では、スペアタイヤを含めた、タイヤローテーション作業に取り掛かります。
パーキングブレーキを掛けて、エンジン停止を確認して、オートマチック車はセレクトレバーを[P]に入れます。マニュアル車は、チェンジレバー[R]、または1速に入れます。
0.スペアタイヤ取外し
スペアタイヤを取り外します。

1.左後タイヤ交換
ジャッキアップする対角線の位置にあるタイヤの前後に輪止めを掛けます。

ジャッキアップ前に、左後タイヤのホイールナットを少し緩めておきます。

ジャッキ上部が左後タイヤのサスペンションアームのボス部分(でっぱり)に触れる直前で撮影しました。
ジャッキをもう少し上げて、ジャッキ上部がサスペンションアームのボス部にはまっているか確認して、タイヤが少し浮くぐらいまで上げます。
ジムニーノマド(AT車)の重量は1,190kgです。私はジムニーノマドを初めてジャッキアップしましたが、車載ジャッキ(パンタジャッキ)で容易に上げられるクルマだと思いました。(個人的な見解です)

ジャッキアップの際は、万一ジャッキが外れることを想定して、車体の下にスペアタイヤを入れて作業を行うことを心がけましょう。タイヤを地面に置く際は、ハーフサイズのブランケットが丁度よい大きさですね。
では、スペアタイヤを取り付けます。

ジャッキを降ろしてから、本締めを行います。
5本のナットを星を書くような順番で2~3回に分けて締め付け、最後にトルクレンチを用いて、規定トルク 100N・mで締め付けます。

2.左前タイヤ交換
右後タイヤに輪止めを掛けて、左前タイヤの作業を行います。

3.右後タイヤ交換
左前タイヤに輪止めを掛けて、右後タイヤの作業を行います。

4.右前タイヤ交換
左後タイヤに輪止めを掛けて、右前タイヤの作業を行います。

5.スペアタイヤのセンターキャップ取り付け
スペアタイヤの中心が見えてしまうので、センターキャップを購入しました。
社外品も色々ありましたが、何かあったときの使いまわしを考慮して、スズキ純正のセンターキャップ(品番:43252-76J00)にしました。

こちらが、スズキ純正のセンターキャップ(品番:43252-76J00)です。Amazonでもスズキ純正部品のセンターキャップが販売されていました。
タイヤキャリア(スペアタイヤを取り付ける金具)に固定すると、センターキャップは適切な位置に収まりますので、センターキャップはホイールの裏から手のひらである程度まで押し込んだ。

センターキャップを取り付けたスペアタイヤをタイヤキャリアに規定トルク 80.0N・mで締め付けます。
ジムニーノマドに純正ホイールを背負わせるなら、センターキャップは必須ですね。

6.タイヤの空気圧チェック
スペアタイヤも含めて、タイヤの空気圧を適切に調整します。私は首都高を含む都内走行がメインなので、空気圧はちょっと高めの200kPaにしています。

私はBoschのコードレスエアポンプを使ってます。
走行によりホイールナットとホイール、ハブなどが馴染んでいく段階で、若干の緩みを生じることは珍しくありません。50km程度走ったところで、ホイールナットの締め付けトルクの再確認を実施しました。
日常点検や空気圧調整などのタイミングでホイールナットの締め付けトルクのチェックも怠らないようにしたいと思います。







